教材・事例紹介

【資料】防災教材活用ガイド/乳幼児・児童向け防災プログラムリスト/実践サポートシート等を公開

 

2018年6月より、防災教育を実践・支援される方々をサポートするためのツールとして「防災教材活用ガイドチャート」等を公開しています。お気軽にご活用ください。

<お知らせ>
◆2019年6月20日(木)
防災教材活用ガイドチャートVer1.7を公開しました。

 

▼防災教材活用ガイドチャート

「防災教材活用ガイドチャート」は、対象者、人数、時間、会場、テーマなどからオススメの防災教育教材や防災ゲームを選ぶことができます。教材は活用方法、指導方法によって様々な成果が考えられますので、あくまで作者の経験則に基づく参考資料ですが「こういう実施環境なら、どんな教材が使えそうか」を知るヒントとしてお役立てください。

防災教材活用ガイドチャート中高生・一般版イメージ

   

防災教材活用ガイドチャート小学生以下版イメージ

 

▼乳幼児・児童向け防災プログラムリスト

特に乳幼児や小学生向けのプログラムをまとめたリストです。「からだをうごかす」、「かんがえる」、「はなしあう」の分類でプログラムを整理しています。

 

(乳幼児・児童向け短時間型プログラムリスト)

▼防災教育実践サポートシート

「防災教育実践サポートシート」は、防災教育チャレンジプラン実行委員会・内閣府(防災担当)が作成した冊子『地域における防災教育の実践に関する手引き』を基にした、防災教育実践者向けの自己評価シートです。実践活動を準備、実践、継続の3つの段階で振り返り、18のポイントについてYES/NO/該当なしで回答します。シートで客観的に実践を振り返ることができるほか、関係者や有識者・専門家などのアドバイザーに提供することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。『~手引き』とも連動しており、課題のあるポイントについてのヒントを冊子(PDF版もあり)で知ることができます。

(実践サポートシート)

本資料類を活用した相談支援については下記のイベントでも行っています。ぜひご活用ください。

【会員レポート】消防設備士として「防災教育」を実践


【会員レポート】では、本協会会員の皆さまから寄せられた防災教育実践報告などをご紹介しています。掲載をご希望の方は、事務局まで情報をお寄せください。また、レポートを掲載された方へのご相談や講師派遣依頼につきましても、事務局までお気軽にお問い合わせください。



情報提供者: 岡村 智樹 様(樹実防災株式会社)/個人正会員 
ご連絡先: kun7korobi8oki (アットマーク) gmail.com
情報提供日:2019年4月24日
タイトル:消防設備士として「防災教育」を実践

※本レポートは『地域における防災教育の実践の手引き(内閣府・防災教育チャレンジプラン』(PDF/内閣府ホームページ)で示される準備・実践・継続の各段階に合わせて情報提供いただきました。

【準備の段階】

▼実施(依頼)の経緯、きっかけ

私は三十余年間、消防用設備の点検等を通じて、様々な事業所にて「防災訓練」を実施してきました。

その中で思ったのは、小学校や中学校での防災訓練時に私が子供の頃経験した防災訓練内容と然程変化がなかった事でした。しかし近年火災を含む災害が多く、子供たちのような「弱者」が被害に遭うケースを見逃すことが出来ませんでした。

そこで消防用設備等の仕事の傍ら地域の消防団等の活動を通じて学んできたことを、今の子供たちに伝える事により将来大人になったときに地域活動等で役に立ててもらえたらどんなに素晴らしい事なのかと思い始めることにしました。

【実践の段階】

▼実施している内容

① 人の生命が誕生してからの「火の歴史」を通じて、火の大切さや火の怖さを伝えています。人はどうやって「火」を手に入れ活用したのか。それを応用し戦争の武器や原子力発電所爆発等による人や環境への影響を話しています。

② 小学校PTA活動をしていた私は、東日本大震災を経験した宮城県の山下第二小学校と交流があり、当時の校長先生から頂いた被災した校内外の写真数枚を使い、先生の言葉を頂きながら津波の怖さを伝えています。

③ 災害に関する映像を見てもらいます。日本国内において、子供教育に関する防災ビデオ等は非常に少ないため、独自に資料を集めています。例えば、台風等による豪雨で電線が切れるとどうなるか?川で遊んでいると上流から鉄砲水が流れてくると、どのように増水するのか?等です。この映像は実際に感電したり川に流される映像がありますので、事前に学校側と協議して「R15」仕様に編集したものを子供に見せています。

④ 消防用設備等を知る事で、安心感を持たせるために「実験」をします。消火器を子供の目の前で分解して中身を見せ、加圧用ガスを動作させて密封容器の破裂を想像させます。粉末薬剤にも触れてもらい、放射した時に視界が遮られる事を伝えています。スプリンクラーの放出口に膨らませた風船を繋ぎ、バーナーで実際に放出口を動作させます。どのくらいでスプリンクラーが動作し、どのくらい水が出るのかを伝えます。誘導灯にも種類があることを話し、仮設でコンセントに繋いで点灯したものを抜く事(停電)するとどのように付くのか?など、消防設備士の資格を持っている知識を生かしながらお話をしています。

⑤ 「率先避難者たれ!」を伝えます。パニック時における人間の行動学を、子供たちに分かりやすくかみ砕いてお話をします。

⑥ 私は、東日本大震災の時に東京他内で大地震を経験しました。その後の様子(計画停電や物資の不足など)を話します。避難所の様子や海外での避難所の様子を説明し、子供たちや一緒に参加されている大人達に今の地域社会での限界を知ってもらいます。最後に「平常時だからこそ出来る事」と言って終了となります。

毎回、以上の内容で与えられた時間や集まる予定の方々の性別や年齢層によりアレンジしながら実施しています。例えば子育て世代が多い、高齢者が多い、お役所の方が多い等です。事前打ち合わせの時に、古地図を閲覧したり、会場付近を歩いて肌で地域を感じたりもします。

▼参加者の反応

とにかく皆様真剣になります。見るもの聞くものが真新しいのもあると思いますが、終了した後の「質問コーナー」が皆様にとって有意義な時間だと思います。

毎回一番反応が良いのが、「実験」です。腐食した消火器が何故危険なのか。スプリンクラーの放水を聞いて「慌てる事がない」事を知った。誘導灯の見方が分かった等きりがありません。津波の影響がある地域では、「堤防の高さや避難タワーを高くすることより、皆様の心の堤防を高くして下さい」に、納得されています。

【継続の段階】

▼課題に感じていること

私は、NPO等の活動ではなく、自分の仕事(消防用設備等の工事やメンテナンス)をしながら企画・打ち合わせ(現地含む)・資料作成をしています。よって講演活動に関しては有料にしている事です。

情報収集については、各地の防災チームさんや海外の防災関係者と少し繋がりがありますので情報の更新や新ネタ等には助けられています。また、地元の大学の先生等と、要支援者宿泊型防災訓練の企画運営や近所の動物病院院長の「ペット避難」提唱者の方々のお力添えも非常に助けられています。

▼これからの期待や展望

「防災教育は子供から」

私は20年以上前から思い続けていました。今は子供でも20~30年経つと、立派な地域社会の成人です。その時に「防災の心」を持った人間となり、またその方をサポート出来るような防災に対して「強い心」を持てる子供を一人でも多く育成したいと思っています。

防災は決して火災や地震・津波、噴火だけではないと思います。人々に「災い」があることを指します。その災いに対して、直ちに行動出来る方の育成でもあるのです。

「パニック時の行動学」では、約1割程度の人しか正常に直ちに行動を起こす事しかできず、残りの大多数は何も出来ないどころか我を忘れてしまう方もいるのです。 それらを「平常時」に少しでも多くの子供たちにお伝えしたい。それが私の理念です。


【会員レポート】シニア建築士による地震防災教育|東京都

  

【会員レポート】では、本協会会員の皆さまから寄せられた防災教育実践報告などをご紹介しています。掲載をご希望の方は、事務局まで情報をお寄せください。また、レポートを掲載された方へのご相談や講師派遣依頼につきましても、事務局までお気軽にお問い合わせください。

  


  

情報提供者:高橋元一 様/個人正会員
情報提供日:2019年3月4日
タイトル:シニア建築士による地震防災教育 “一般の人と専門家との橋渡し”

 

建物の安全は、人の命に関わるとともに、大切な資産を守るためにも重要な問題であることに異議を唱える人はいません。

しかしながら、その安全性の捉え方は、一般に専門性も高く馴染みも薄いため、一般の人と専門家との間で溝が生じやすく意思の疎通が難しいことが、専門家(例えば、日本建築構造技術者協会)の間で従前より指摘されています。

この溝を少しでも埋めるため、長らく建築構造の仕事に従事してきた筆者は、小学生から一般の方までを対象に、個人で講演活動を続けています。主に地震に対する建物の安全に焦点をあて、地震のとき建物はどうなるか、建物の安全はどのように決められるか、どうしたら安全な建物ができるか、等々、“小学生には基本を分かりやすく、一般の方には身近な問題を分りやすく”をモットーに、ビデオや建物模型を併用して理解が進むよう配慮しています。

これまで、公立小学校や地域の生涯学習会等に出向き、小学校では普段聞けない話に児童は興味深い目を向け地震に対する準備の意識を向上させ、一般の方では実際の建物の安全がどのように成り立っているか具体的な話を通して理解を深めることができた、との声を聞いています。

地震防災・減災の原点になるといって過言ではない建物の安全に関し、子供から大人まで社会の理解が進み、より安全な建物の実現に少しでも貢献できることができればと願っています。活動に興味のある方は、ホームページ「地震と建物の安全を考える」https://www.eq-bldg.com/(外部サイト)をご参照ください。

 


【公開】防災教育実践に関するアンケート調査分析結果について

  

2018年10月14日(日)に弊会主催で実施した『ぼうさいこくたい2018セッション 防災教育交流フォーラム~今、防災教育に足りないものは何か~』で、参加者の皆様を対象に実施した防災教育実践に関するアンケート調査結果がまとまりましたので、PDFデータを公開します。

下記ファイル名をクリックするとブラウザ上で閲覧することができます。「ダウンロード」ボタンをクリックするとPDFファイルをダウンロードできます。

防災教育交流フォーラムについては下記の記事をご覧ください。

【教材】防災教育教材・防災ゲーム等の一覧

※本記事は2016年5月25日に「災害救援ボランティア推進委員会」防災ミニ講座に寄稿した記事に追記・公開したものです。

防災教育に関する教材やゲームにはいろいろな種類のものが開発されています。個人やNPO法人、民間企業、消防局や都道府県まで開発者も様々です。市販されている教材もあれば、無料でダウンロードできるものもあります。

本記事では弊会が学校・地域での防災教育や研修・講座・イベント等で使用したことのある防災教育教材・防災ゲーム等の一覧をご紹介します。

リンク切れ、掲載内容についてお問い合わせ、修正・追加のご要望、体験や指導のご依頼などは下記からお願いします。

お問い合わせフォーム

 

学習テーマ別の教材一覧と注意事項

防災教育教材やゲームは、学習テーマや目的に合わせて使用することが重要です。それぞれ主なテーマとしていること、前提条件や想定災害があります。なお、本記事での分類は筆者が実践・活用するうえでの判断ですので、作成・開発した方の意図とは異なる場合もあります。

 

地震・津波災害への備え、災害時の対応全般

 

風水害への備え、避難行動

 

避難所運営、避難誘導、帰宅困難者対応

 

防災グッズ、非常持ち出し袋の確認

 

災害時のコミュニケーション・意思決定

 

災害状況を想像する・イメージトレーニング

 

地域の防災全般、災害トイレ、障がい者防災、災害医療等について

 

教材・資料集、指導案集など

 

体験イベントの様子

体験イベントの様子については、下記でご紹介していますので、教材やゲームの使用イメージを確認したい方はぜひご覧ください。

【資料公開】コドモ・ワカモノまちing主催「防災がっこう」講義録

2018年12月23日(日)、東京臨海広域防災公園・そなエリア東京でコドモ・ワカモノまちing主催『子どもの命を本気で守る!「防災がっこう@そなエリア東京」が開催され、宮﨑事務局長が登壇しました。

イベントについては、下記ホームページをご覧ください。

http://www.k-w-m.jp/6289

講義内容をまとめたレポートをPDFデータで公開しています。各学校、地域での防災教育実践にお役立てください。

▼「防災がっこう@そなエリア東京」2018.12.23
3限目 防災ゲームで防災をもっと身近に! 講義録<PDF>

2018年11月22日(木)付の読売新聞朝刊(全国)で防災ゲームを紹介

 

2018年11月22日(木)付の読売新聞朝刊(東京・全国版)くらし面で、「防災・避難行動体験ゲーム」をテーマに本協会が実践・紹介した防災ゲームや、『防災教材活用ガイドチャート』について紹介されています。同社では2018年3月11日にも宮﨑事務局長と東北の高校生による対談記事も掲載されており、記事を使ったワークショッププログラムが「読売教育ネットワーク」にて公開されています。

 

 

 

[参考リンク]