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【会員レポート】『東日本大震災を体験した子供達の想い・考えを、次世代に伝える教材』 実践例①

【会員レポート】では、本協会会員の皆さまから寄せられた防災教育実践報告などをご紹介しています。掲載をご希望の方は、事務局まで情報をお寄せください。また、レポートを掲載された方へのご相談や講師派遣依頼につきましても、事務局までお気軽にお問い合わせください。

 


 

情報提供者:小笠原 潤(岩手県立宮古高等学校定時制 講師) 会員
活動実施日:2025年5月27日
情報提供日:2025年9月5日
連絡先:TEL. 0193-63-6448
    MAIL. ptf60-j-ogasawara(アットマーク)iwate-ed.jp

 

準備の段階

 

● 実践・実施のきっかけや経緯

 東日本大震災発生当時、まだ小さかったり生まれていなかった子供達が高校へ入学してくることが予想され、地域に根ざした防災・減災についてどのようにして伝え、考えてもらうかを工夫していく必要を感じていた。
 一つの方法として、インド洋大津波と東日本大震災に関連する162編の小論文の中から選んだ多様な視点の60編の小論文を『教材』(参考資料①参照)とすることで、被災地の生徒達の想いや考えを現在や未来の中学生・高校生、あるいは震災を体験していない人々に引き継ぎ、新たな行動へつなげていきたいと考えている。
 今回、岩手県立久慈翔北高校において、介護福祉コース19名(2年生8名、3年生11名)と岩手県立北桜高校介護福祉コース11名(2年生)の「交流学習スクール」、および「いわての復興教育スクール」の一環として行われた震災学習(タイトル:「東日本大震災を経験した高校生たちの思いを継ぐ」)で、初めてこの『教材』を使用した。

● 計画や準備で気をつけたこと

 元になる資料(2021年11月22日付けの【会員レポート】など8編を参照)は、岩手県沿岸の被災地にある5つの高校(宮古、山田、久慈東、岩泉、宮古北)において、震災当時高校2年生だった生徒から保育園・幼稚園の年長だった幼児まで(12学年分)の震災を体験した高校生が、震災時や震災復旧・復興時にどのように想い・考えたかを600字の小論文として記載したものである。

 震災学習を実施するにあたり、指導しなければならない立場の方から「何をしたら良いか分からない」ということを聞くことがある。また、震災から7年後に、当時高校1年生の生徒が小論文の中で以下のように述べている。
 「(前略)・・小学校の先生が3月11日になると津波の話をするそうですが、経験をしていない子供達や記憶がほとんどない子供達にどのように東日本大震災の事を伝えようか戸惑うらしいです。また、当時内陸の方の小学校に勤務していた先生方も多く、子供達に当時どのような事があったのかを伝える人も少なくなってきているそうです。・・(後略)」。その生徒は続けて、「高校生の私達や中学生が、・・説明したり、その時の気持ちなどを分かりやすく語ったりして、・・」と述べている。
 岩手県では、『岩手の復興教育推進事業』の中で、「岩手の復興教育スクール」と「交流学習スクール」「震災学習列車活用スクール」という形で震災学習・防災教育を実施しているが、予算の確保や実施計画の作成等、指導者の負担が大きいのではないかと懸念される。また、震災学習を指導する側も年齢を重ねていくため、いつか指導できなくなり、震災を体験した子供達も高校を卒業していくため、後輩達に伝えることができなくなっている。
 以上のことから、東日本大震災を体験した子供達の想いや考えが形として残るように、そして「いつでも誰でも簡単に使用できる」ことを常に心がけて『教材』を作成した。

 

実践の段階

 

● 実施した内容

1) 『インド洋大津波と東日本大震災の比較』の授業内容の紹介(約45分間)

 東日本大震災の翌年(2012年)に、JICA東北主催の教師海外研修でインドネシア・アチェ州を訪れる機会を得た。当地は、2004年12月26日に発生したインド洋大津波(スマトラ島沖地震)の被災地で、アチェ州だけで約16万人が亡くなっている。この研修で得た知見や帰国後に調査した日本における「自然環境を活用した防災・減災」などをまとめ、スライドや動画上映を中心とした50分×2コマの授業を実施している。
 今回、その授業内容(「アチェの状況」や「マングローブの役割」「日本の防災林」等)について約45分間に短縮して参加生徒達に紹介した。そのうえで、授業内容等の「振返りプリント」の作成・掲示・配布や、それらのプリントを参考にした「600字の小論文」の課題の提出を岩手県沿岸の5つの高校で実施したことを説明した。

2) 現役高校生(久慈翔北高校生8名)による小論文(9編)の朗読(約20分間)

 今回、8年前に久慈東高校(久慈翔北高校の前身)で実施した出前授業の際に生徒達に書いてもらった小論文3編を含む『9編』(参考資料②参照)について、久慈翔北高校介護福祉コース2年生の8名に朗読してもらった(1人各1編、1人だけ2編朗読)。

ワークショップ(計30名参加) ~ファシリテーター:久慈翔北高校 菅原彩教諭~(約30分間)
朗読してもらった9編の中から1編を各自選び、「A:あなたが共感したのは、どういう所ですか?」と「B:選んだ小論文を読み、これからあなたができることは何ですか?」、および「感想」(参考資料③『朗読された小論文の感想』参照)を、別紙用紙①に書き出してもらった。
その用紙をもとに、4~5人のグループごとに、別紙用紙②を使いながら、「これからあなたができることは何ですか?」について話し合ってもらった。
(※ 別紙用紙②では、最初に「クロスロード」を行い話し合いに慣れた後で、「私もこんな体験をした。」、「こんなことをしたい。」、「こんなことをしている。」、「こんな方法もある。」、「能登半島地震、洪水の被災地にこんなことができる。」、等々について意見を出し合う。)
話し合った内容について、各グループの代表者から短く発表してもらった。

課題の配付

 授業の最後に、別紙用紙③(「原稿用紙」)を配付し、朗読した9編の小論文の中から各自が選んだ1編について、「A:あなたが共感したのは、どういう所ですか?(160字以上~200字以内)」と「B:あなたが選んだ小論文を読み、これからあなたができることは何ですか?(260字以上~300字以内)」について書き、後日提出してもらった。

) 想いや考えの共有

 後日、提出された小論文のうちのいくつかを、選んだ小論文と一緒に掲載したプリントを作成・配付し、参加生徒全員で想いや考えを共有した(参考資料④『想いや考えの共有』参照)。

 

● 実践中や、実施後の参加者の反応

 実施した内容の1)「授業内容の紹介」

 「東日本大震災」と生徒たちがまだ生まれていない約20年前に発生した「インド洋大津波」を比較して紹介し、2つの自然災害の共通点や相違点を比較検討したことで、防災・減災や復興、国際支援活動等について興味深く聴いてくれていることを感じた。また、インドネシアのマングローブ林と日本の防災林を比較しながら「自然環境を活用した防災・減災」という視点からの防災・減災について紹介することにより、「身近な自然環境」の重要性を理解してもらうことができた。

実施した内容の2)「小論文(9編)の朗読」

 声に出して朗読することにより、被災した当時の子供達の想いや考え、そして感情が、読み手の生徒達に、より強く伝わったと思われる。たとえば、当日の震災学習を取材していたNHK盛岡放送局制作の放映番組の中で、朗読した生徒の一人が『言葉ひとつひとつに 想いがちゃんとあるんだなって思いながら読むことで 気持ちをくみ取って読もうと思いました。』と述べている。
 また、子供の頃に実際に東日本大震災を体験した地域の先輩たちの高校時代の想いや考え・感情を、同じ年頃の現役の高校生達が「自分事」として思い浮かべながら朗読することにより、聴く側の生徒達にも強く響いたと思われる。(参考資料③、および⑤(新聞記事):『岩手日報』令和7年6月4日付より「岩手日報社の許諾を得て転載しています。」)

実施した内容の3)「ワークショップ」

 9編の小論文の中から自分の心に引っかかった1編を選び、「共感したところ」と「これからできること」を書き出したことで、グループワークにおける発言がスムーズになったと思われる。また、互いの考えや感じたことを話し合い、多様な視点から「自分がこれからできること」を考える良い機会になったと思われる。

 講師の話を聞いて「分かったつもり」になるのではなく、地域の先輩たちの想いや考え・感情を理解したうえで、グループワークの中で互いの考えや感じたことを話し合うことは、より理解を深め、次なる行動へつながるものになると考える。

実施した内容の4)「課題の配付」と5)「想いや考えの共有」

 ワークショップの最後に各グループからの短い発表はあったが、形として残らないと「想いや考えの共有」は難しいと思われる。ワークショップ後に、自分の心に引っかかった1編について自らが書き出した「共感したところ」と「これからできること」、そしてグループワークで話し合うことで気づいた事や閃いた事をまとめて文章にしていく過程が重要である。

継続の段階

 

● 課題に感じたこと

 今回の実践からも、朗読するのは現役の高校生、もしくは中学生であることが望ましいと感じた。
 しかしながら、例えばこの『教材』を朗読することが困難な生徒がたくさんいるクラスで実施する場合や、NPO等が一般の参加者を対象に実施する場合等、それが難しい場合が想定される。前者の場合には、朗読ではなく黙読、あるいは教師が朗読してから“実施した内容の4)「課題の配付」と5)「想いや考えの共有」”を実施する方法や、後者の場合には、主催者が朗読してからワークショップを実施する方法でも良いと思われる。
 現在、現役高校生等の朗読を録音しておいた音源を利用することができるように準備し、現場で流すという方法も試してみたいと考えている。

● これからの期待や展望

 東日本大震災の被災地だけではなく、どの地域の誰でも簡単に利用できる『教材』にしたいと考えている。“実施した内容の1)「授業内容の紹介」”を実施しないで、最初から朗読とワークショップを行うことも可能である。また、最初から朗読して、ワークショップなしで“実施した内容の4)「課題の配付」と5)「想いや考えの共有」”を実施することも可能である。
 この『教材』(15編×4セット=60編)は、【体験・生き方】や【体験・支援活動】などのテーマに合わせて必要数の小論文を選ぶことも可能である。あるいは、防災学習や復興学習・支援活動・国際理解・生き方・地域の特性・環境学習などに関する小論文があるので、あるテーマに特化した情報提供やワークショップ等を行ったうえで、適する内容の小論文を選び朗読することも可能である。

 以上のように、この『教材』の利用方法はいろいろと考えられる。共通するのは、「東日本大震災を体験した子供達の想いや考え・感情を知ることができ、知ることにより『自分事』としてどのように行動していくのかを考える場を提供できる」ことである。

 もし、この『教材』(参考資料①)の電子データが欲しい方がいれば、ptf60-j-ogasawara(アット)iwate-ed.jp まで連絡をください。メール添付で(別紙用紙①~③も含めて)提供できます。

 また、【特別セレクト①】(15編)【特別セレクト②】(15編)【体験・支援活動編】(15編)【体験・環境編】(12編)、そしてインド洋大津波に関する「授業内容の紹介」を受けなければ伝わりにくい内容を含む小論文を除いた【東日本大震災関連に限定編】(15編)もあるので、お問い合わせください。

 

 

● 実践中の写真

※写真の掲載についてご本人の許可をいただいています。

           

【終了】9月13日(土) 平田 直 講演会 

学校防災を考える会では、9月13日(土)16:00より第13回研修会を開催。
普段は会員限定の研修会ですが、今回特別に一般公開とし平田直講演会を開催します。

日 時: 2025年9月13日(土) 16:00
会 場: ハリウッド大学院大学 港区六本木6-4-1 
     六本木ヒルズ ※日比谷線六本木駅直結
内 容: 一般社団法人防災教育普及協会 会長 平田直先生のご講演
      地震を知って震災に備える

参加費 : 1,000 円
参加申し込み 以下のフォームよりお申込みください。

https://forms.gle/NWbNvRCVmhx2TiLj9

主 催 : 学校防災を考える会

【募集中】2026年度防災教育チャレンジプラン(11/28締切)

 

1.募集の概要

防災教育チャレンジプランは、いつやってくるかわからない災害に備え、大切な命を守り、できる限り被害を減らし、万が一被害にあったときでも、すぐに立ち直れる力を一人一人が身につけられるよう、全国の地域、学校、企業や民間組織などの様々な担い手が防災教育を推進するためのプランです。

採択されると、1年間にわたって、プランを実現するために「防災教育チャレンジプランアドバイザー」(防災教育チャレンジプラン実行委員や、サポーター(過去の実践団体))による知識・ノウハウの提供や現地活動の応援を受けたり、実践団体同士の交流会に出席したり、プランの準備・実践に当たって発生する経費が一部補助されたりといった、ヒト・コト・資金の支援を受けることができます。

2024年度からは、「新・防災教育チャレンジプラン」として再スタートし、時代に即した様々なチャレンジを募集しています。例えば、実行委員会としては、来年度は下記のようなテーマについてご応募いただければと考えていますが、もちろんこれ以外のテーマでも歓迎しますので、ふるってご応募ください。

①防災教育を定着させるためのチャレンジ
 学校・地域・企業・組織の中で、防災教育を継続・定着させるためのチャレンジを歓迎します。既存のプログラムを活用したり、年間行事に取り入れたり、多様な主体と連携したりなど、様々な工夫を歓迎します。

②防災人材を育成するためのチャレンジ
 災害を乗り越えるために、学校・地域・企業・組織など、様々な立場の人々について、どのような能力を上げるために、どのような教育・研修・訓練が必要なのかを提案・実践するチャレンジです。デジタル技術の活用なども歓迎します。

③火山防災教育のチャレンジ
 2023年に活動火山対策特別措置法が改正され、2024年から火山調査研究推進本部が発足し、活火山の対策が一層強化されました。活動火山対策の更なる強化、推進を図るためにも、火山防災教育に関する取り組みを歓迎します。

サポート内容■プランの実践にかかる経費の提供/ 上限 30 万円
※提出いただいた応募企画書の内容をもとに、防災教育チャレンジプラン実行委員会の委員が審査を行います。審査の結果、ご要望の金額から減額となる可能性がございます。予めご了承ください。※経費は、実践活動終了後の「完了払い」となりますので、活動期間中は各実践団体での立て替えとなります。活動・予算計画書の提出及び団体名義の口座が必要となります。

■プランの実現に向けて、下記サポート主体が対面・オンライン問わず 助言や現地指導等の支援を行います。

■防災活動の手法・事例の収集と活動情報の発信ができる各種Webツールを提供します。
サポート主体■防災教育チャレンジプランアドバイザー
・防災教育チャレンジプラン実行委員
・防災科学技術研究所研究員
・サポーター(過去の実践団体)
・その他防災教育専門家等

■防災教育チャレンジプラン実行委員会事務局
表彰■活動プロセス及び成果に対して審査を行い、優秀な実践活動に対して、防災教育大賞・防災教育優秀賞・防災教育特別賞を決定し、 表彰状と盾を授与いたします。

■防災教育チャレンジプラン「サポーター」として認定いたします。

 詳しくは こちら または下記から募集リーフレットをご確認ください。

 

2.応募資格

● 防災教育を一層充実させたいと考えている教育・社会福祉施設(保育施設・幼稚園・学校等)、NPO、民間企業、個人、地域団体(民間事業所、各種団体)などどなたでも応募できます。

● 採用された場合は、開催予定の活動計画発表会、中間報告会、活動報告会の計3回の会合に出席できること。

● オンライン開催となった場合、参加可能なインターネット環境(通信回線、機材、アプリケーション等)を用意できること。

 

3.応募区分

A.学校(保育園・大学含) B.地域団体 C.民間団体  D.その他(個人等)

【 応募テーマの例 】

①「防災教育を継続・定着させるためのチャレンジ」
②「防災人材を育成するためのチャレンジ」
③「火山防災教育のチャレンジ」
④「その他のテーマ(①~③以外)」

※上記以外のテーマについても応募を歓迎します。①~③以外のテーマの場合、応募企画書においては「④その他のテーマ」の欄に〇をつけてください。

 

4.応募締切

2025年 11月28日(金) 15:00

 

5.応募方法

応募を希望される方は、以下より「応募企画書」の電子ファイルをダウンロードし、必要事項を記入の上、期日までに「防災教育チャレンジプラン実行委員会事務局」宛てにメール添付により送信してください。

送付先: cpinfo2865 (アットマーク) bosai-study.net

●「応募企画書」は こちら または下記からダウンロードしてください。

※応募企画書の提出および事務局からの応募受付完了メールをもって応募完了となります。

※土日祝日の受付を除き、応募後2~3日で事務局より応募受付完了メールを送付いたします。
(受付完了メールが届かない場合は、必ず事務局までご連絡ください。)

※1団体1申請が原則です。複数プランへの応募は(プランが違っても)できません。応募する場合は必ずいずれか一つのみに応募してください。

 

6.応募結果

 「防災教育チャレンジプラン実行委員会」の選考により決定します。審査の結果は、事務局より郵送及びメールにて応募団体へご連絡します(応募締め切り後1ヶ月程度)。

※メールが正しく受信できないことによる連絡の遅れ等について事務局では責任を負いかねますので、事務局からのメールが受信、確認できる環境でご応募ください(迷惑メールフォルダ等のご確認もお願いします)。

審査の観点■プラン実施により地域防災力の向上に貢献できること

■応募された防災教育プランの有効性・新規性

■活動の中に新しいチャレンジの要素が含まれているもの
決定発表後の流れ■当年度の活動報告会において、次年度チャレンジプランの計画を発表いただきます。

 

7.応募用紙提出先・お問い合わせ

防災教育チャレンジプラン実行委員会事務局
cpinfo2865(アットマーク)bosai-study.net
※ 受領確認のご連絡にはお時間をいただく場合がございます。
※ お問い合わせは メールフォーム をご利用ください。

 

【イベント】チャレンジ!防災教育ワークショップinぼうさいこくたい2025新潟|9月6日(土)16:30~

2025年9月6日(土)から7日(日)にかけて新潟市内で開催される防災推進国民大会(以下「ぼうさいこくたい」)2025において、ワークショップ『チャレンジ!防災教育ワークショップ』を実施します。

どなたでも自由にご参加いただけます(事前申し込み不要)。ぼうさいこくたいにご来場の際は、学んだことのアウトプットや、他の参加者の方々とワークショップを通じた情報交換の場としてぜひご活用ください。

 

※ぼうさいこくたいホームページもご覧ください。 https://bosai-kokutai.jp/2025/w-18/

会場:朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター1階 展示控室6
   アクセス https://www.tokimesse.com/visitor/access/
   フロアマップ https://www.tokimesse.com/sponsor/guide/snow.html

主催:一般社団法人防災教育普及協会

協力:防災教育チャレンジプラン実行委員会、東京大学地震研究所地震火山観測研究推進協議会防災リテラシー部会、巨大災害研究会、(一社)ドローン減災士協会、災害救援ボランティア推進委員会、(公財)日本法制学会

内容:

 本ワークショップは、ぼうさいこくたいで学ぶことができる豊富な実践事例やプログラム、防災ゲームや教材などを、どのように学校・家庭・地域等で活用するかを考える機会として実施します。

 進行上示される事例や教材だけでなく、参加者の方々がすでに実践されている事例や、開発した防災ゲーム等を取り入れて考えていただくこともできます。皆さんの知識・経験を活かして「マルチハザード」に対応する防災教育を考えてください。

 

参考URL及び資料:

 ◯ 防災教育チャレンジプラン(これまでの防災教育実践事例等)
 ◯ 防災教材活用ガイドチャート(防災ゲームやプログラムの紹介)
 ◯ 防災教育プログラムづくりワークシート_2025v(グループで使うワークシート)

【受付中】2025年度防災教育交流フォーラム|9/7(日)及び10/11(土)

 

全国の防災教育実践団体を支援する取り組み「防災教育チャレンジプラン」が、防災教育交流フォーラム(防災教育交流会及びチャレンジプラン実践団体による中間報告会)を開催します。

先進的な事例や、年間を通じて取り組む団体の活動を学べる機会ですので、会員・非会員を問わず、ぜひご参加ください。

 

※ぼうさいこくたいホームページもご参照ください https://bosai-kokutai.jp/2025/S-15/

日時:2025年9月7日(日) 10:30~12:00

会場:朱鷺メッセ新潟コンベンションホール2階メインホール(スノーホールA)
   アクセス https://www.tokimesse.com/visitor/access/
   フロアマップ https://www.tokimesse.com/sponsor/guide/snow.html

主催:防災教育チャレンジプラン実行委員会、内閣府(防災担当)、
   国立研究開発法人防災科学技術研究所

協力:公益財団法人日本法制学会

後援:消防庁、文部科学省、国土交通省、全国知事会、全国市長会、全国町村会
   日本赤十字社、全国都道府県教育委員会連合会、日本PTA全国協議会

内容:「マルチハザード対応の防災教育」をテーマとした話題提供及びパネルディスカッション

話題提供① 永田 俊光(新潟地方気象台 リスクコミュニケーション推進官)
話題提供② 松井 市子(新潟県立新潟高等学校 教諭)

パネルディスカッション

コーディネーター
 木村 玲欧 (兵庫県立大学 環境人間学部・大学院環境人間学研究科 教授)

パネリスト
 永田 俊光 (新潟地方気象台 リスクコミュニケーション推進官)
 松井 市子 (新潟県立新潟高等学校 教諭)
 木下 史子 (文部科学省総合教育政策局 男女共同参画共生社会学習・安全課 安全教育調査官)
 国崎 信江 (危機管理教育研究所 代表)
 舩木 伸江 (神戸学院大学 現代社会学部社会防災学科 教授) ※敬称略

YouTubeにてライブ配信を予定しています。防災教育チャレンジプランのYouTubeチャンネルから配信をご視聴ください。また、後日アーカイブ配信も予定しています。

⇒ 防災教育チャレンジプランチャンネル – YouTube

▼防災教育交流会の事前登録申し込み方法

防災教育交流会の参加事前登録は、以下のフォームからお申込みください。

https://forms.gle/TtCtPzBgVAcNRASBA

▼チラシのダウンロードはこちら▼

 

日時:2025年10月11日(土)14:00~16:30

会場:オンライン開催

主催:防災教育チャレンジプラン実行委員会、内閣府(防災担当)、
   国立研究開発法人防災科学技術研究所

協力:公益財団法人日本法制学会

後援:消防庁、文部科学省、国土交通省、全国知事会、全国市長会、全国町村会
   日本赤十字社、全国都道府県教育委員会連合会、日本PTA全国協議会

内容:2025年度実践団体による中間発表及び意見交換

<発表団体>
2025年度防災教育チャレンジプラン実践団体(13団体)
プラン採択時の発表動画をご視聴いただけます – YouTube

事前公開される2025年度防災教育チャレンジプラン実践団体の中間報告動画をもとに、当日出席者(実践団体、実行委員、審査委員、一般参加者)を3つのグループに分け、意見交換をしていただきます。(Zoomのブレイクアウトルームを使用)

中間報告の動画については、参加者限定公開としておりますので、参加をご希望される一般の方は事前登録をお願いいたします。

▼中間報告会一般参加の申し込み方法

中間報告会の一般参加は「事前登録制」になっております。登録していただいたメールアドレスへ動画視聴URLやオンライン参加URL等をお知らせいたします。以下のフォームからお申込みください

https://forms.gle/KzAFYL29NnVSZfvz8

 

防災教育チャレンジプラン実行委員会 事務局

メールフォーム からお問い合わせください。

【レポート】防災クイズ&ゲームDay2025を開催

2025年7月6日(日)、東京臨海広域防災公園・そなエリア東京を会場に「防災クイズ&ゲームDay2025」を開催しました。イベント概要や出展・紹介された各種防災ゲームや教材については 下記の記事 をご参照ください。

【終了】防災クイズ&ゲームDAYinそなエリア東京|2025年7月6日

2025本年度は全国の防災教育実践を支援する 防災教育チャレンジプラン と連携し、2024年度の防災教育大賞受賞団体「宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校」の皆さんをお招きしてのプレゼンテーションや、アプリの体験会などが行われました。

その他、神戸市消防局・樋口様による「ダイレクトロード」や、災害モンスター研究所様による「大声でモンスターを退治せよ!災害モンスター・シャウト!」、中里咲智様による「防災まなびサイクル®︎」など様々なアプローチの防災ゲームやプログラムが紹介されました。

昨年度に引き続きイベント期間中の来場者数は1,000名を超え、多くの方にご来場いただくことができました。

イベントで紹介した防災ゲームや教材などは上記ページからリンクでご確認いただけます。また一部教材は直接ダウンロードもできますので、ぜひご活用ください。

【映像】防災クイズ&ゲームDayチャンネル・動画紹介

こちらのページでは 防災クイズ&ゲームDay に出展している団体による動画等ご紹介します。動画は順次追加いたします。

 

▼災害医療クエスト|国立研究開発法人 産業技術総合研究所

  

 

▼避難行動訓練「EVAG 豪雨災害編」|国土防災技術株式会社

 

  

▼EVAG みんなでひなんカップ|国土防災技術株式会社

  

▼災害想定ゲーム「KIZUKI」|NPO法人高齢者住まいる研究会

 

▼防災「実験&クイズ」|岡村智樹

 

▼防災クイズ&ゲームDayチャンネル
様々な教材や体験プログラムの動画をご紹介します(随時追加します)。

https://www.youtube.com/channel/UC9q9LccW5UwtB6jSmjVWw6w/featured