トピックス

【受付中】2027年度防災教育チャレンジプラン募集中<締切:11/20(金)>

1.募集の概要

防災教育チャレンジプランは、いつやってくるかわからない災害に備え、大切な命を守り、できる限り被害を減らし、万が一被害にあったときでも、すぐに立ち直れる力を一人一人が身につけられるよう、全国の地域、学校、企業や民間組織などの様々な担い手が防災教育を推進するためのプランです。

採択されると、1年間にわたって、プランを実現するために「防災教育チャレンジプランアドバイザー」(防災教育チャレンジプラン実行委員や、サポーター(過去の実践団体))による知識・ノウハウの提供や現地活動の応援を受けたり、実践団体同士の交流会に出席したり、プランの準備・実践に当たって発生する経費が一部補助されたりといった、ヒト・コト・資金の支援を受けることができます。

2024年度からは、「新・防災教育チャレンジプラン」として再スタートし、時代に即した様々なチャレンジを募集しています。例えば、実行委員会としては、来年度は下記のようなテーマについてご応募いただければと考えていますが、もちろんこれ以外のテーマでも歓迎しますので、ふるってご応募ください。

①「国民の行動変容を促す」チャレンジ
 「知識を得る」だけで終わらせず、日頃の備えや災害時の適切な対応など、実際の「行動」へ結びつけるようなチャレンジを歓迎します。直接死・災害関連死を防ぐために、過去の災害教訓の知見を取り入れたり、誰もが楽しみながら気軽に参加できる体験型プログラムや防災ゲームを開発・実施するなど、自発的な行動を促すことができるような試みをお待ちしています。

②「防災教育を継続・定着させる」チャレンジ
 学校・地域・企業などの組織において、防災教育を一時的なイベントに終わらせず、持続可能な「仕組み」として定着させるチャレンジを歓迎します。既存のプログラムの活用、年間行事への位置づけ、既存行事への組み込み、地域との連携、担当者が変わっても継続できる工夫など、組織に根付かせる様々な取り組みをお待ちしています。

③「防災DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した」チャレンジ
 「防災DX」とは、デジタル技術を活用して災害時の被害を軽減し、対応を効率化する取り組みです。最新のデジタル技術を活用し、防災教育の体験価値や学習効果を飛躍的に高めるチャレンジを歓迎します。AI(人工知能)、VR(仮想現実)/AR(拡張現実)、SNS、アプリ、オンライン教材などの活用や、対面・リアルでの体験学習と融合させた新しい学びの工夫などもお待ちしています。

サポート内容■プランの実践にかかる経費の提供/ 上限 30 万円
※提出いただいた応募企画書の内容をもとに、防災教育チャレンジプラン実行委員会の委員が審査を行います。審査の結果、ご要望の金額から減額となる可能性がございます。予めご了承ください。※経費は、実践活動終了後の「完了払い」となりますので、活動期間中は各実践団体での立て替えとなります。活動・予算計画書の提出及び団体名義の口座が必要となります。

■プランの実現に向けて、下記サポート主体が対面・オンライン問わず 助言や現地指導等の支援を行います。

■防災活動の手法・事例の収集と活動情報の発信ができるWebツール(ホームページ、SNS、メールマガジン等)を提供します。
サポート主体■防災教育チャレンジプランアドバイザー
・防災教育チャレンジプラン実行委員
・防災科学技術研究所研究員
・サポーター(過去の実践団体)
・その他防災教育専門家等

■防災教育チャレンジプラン実行委員会事務局
表彰■活動プロセス及び成果に対して審査を行い、優秀な実践活動に対して、防災教育大賞・防災教育優秀賞・防災教育特別賞を決定し、 表彰状と盾を授与いたします。

■防災教育チャレンジプラン「サポーター」として認定し、専用メールマガジンに登録いたします。

◎ 2027年度防災教育チャレンジプラン募集リーフレット.pdf をご覧ください。

 

2.応募資格

● 防災教育を一層充実させたいと考えている教育施設、社会福祉施設、NPO、民間企業、個人、地域団体(民間事業所、各種団体)など、どなたでも応募できます

● 採用された場合は、開催予定の活動計画発表会、中間報告会、活動報告会の計3回の会合に出席できること。

● オンライン開催となった場合、参加可能なインターネット環境(通信回線、機材、アプリケーション等)を用意できること。

 

3.応募区分

A.学校(保育園・大学含) B.地域団体 C.民間団体  D.その他(個人等)

【 応募テーマの例 】

①「国民の行動変容を促す」チャレンジ
②「防災教育を継続・定着させる」チャレンジ
③「防災DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した」チャレンジ
④「その他のテーマ(①~③以外)」

※上記以外のテーマについても応募を歓迎します。①~③以外のテーマの場合、応募企画書においては「④その他のテーマ」の欄に〇をつけてください。

 

4.応募締切

2026年 11月20日(金) 15:00

 

5.応募方法

① 応募申請には【 事前登録 】が必要です。下記のフォームからご登録ください。

 ◎ 2027年度防災教育チャレンジプラン応募事前登録フォーム

② 期日までに、応募企画書(活動・予算計画書)を提出してください。

 ◎ 2027年度応募企画書(活動・予算計画書)フォーマット.xlsx

※上記リンクからファイルをダウンロードしてください。

  記入例、活動支援金案内のタブが含まれます。必ずご確認ください。

③ 応募企画書の提出及び事務局からの応募受付完了メールをもって応募完了となります。


<注意事項>

◆メールが正しく送受信できないことによる連絡の遅れ等について、事務局では責任を負いかねます。

◆「…@bosai-study.net」からのメールが受信されるよう設定をお願いいたします。迷惑メールフォルダ等の確認もお願いいたします。

◆1団体1申請が原則です。同一団体・代表者による複数の応募は、プランの内容に関わらず受付できません。

 

6.応募結果

 「防災教育チャレンジプラン実行委員会」の選考により決定します。審査の結果は、事務局より郵送及びメールにて応募団体へご連絡します(応募締め切り後1ヶ月程度)。

※メールが正しく受信できないことによる連絡の遅れ等について事務局では責任を負いかねますので、事務局からのメールが受信、確認できる環境でご応募ください(迷惑メールフォルダ等のご確認もお願いします)。

審査の観点■プラン実施により地域防災力の向上に貢献できること

■応募された防災教育プランの有効性・新規性

■活動の中に新しいチャレンジの要素が含まれているもの
決定発表後の流れ■当年度の活動報告会において、次年度チャレンジプランの計画を発表いただきます。

 

7.チャレンジプランの流れ

STEP01募集応募締め切り:
2026年11月20日(金)15時
・応募内容の検討
STEP02審査2026年11月~2027年2月
・2026年12月頃、採択予定団体には仮決定のご案内をします。
STEP03結果発表2027年2月
・採択団体の決定
・活動計画の発表に向けた発表資料の準備 【活動計画の発表(2027年2月13日開催の「2026年度活動報告会」内)】
・活動報告会での助言を受けて、活動計画の見直し・学校や団体等、防災教育関係者の情報交換等
STEP04実践2027年4月~2027年10月(中間)~2028年2月(最終)
・活動支援金(前払い分)の請求、支払い
・アドバイザーによる支援(実践活動に係るアドバイス、アイデアや情報提供等)を受けて活動を実践
STEP05中間報告会2027年10月
・中間成果の発表を通して、実行委員、団体間等で意見交換
・防災教育交流フォーラムの開催(ぼうさいこくたい内)
STEP06活動報告会2028年2月【最終成果の発表】
・成果物の提出・チャレンジプラン成果の発表
・表彰、サポーター団体に認定
2028年4月以降
・活動支援金の支払い

8.応募説明・相談会(オンライン)の開催 ※登録不要

応募を希望する方向けに、オンライン(Teams)で応募企画書の記入方法や、スケジュール、活動支援金の取り扱いをはじめとする事務処理などについて説明会・相談会を開催いたします。

なお、説明会の内容については後日、YouTubeでアーカイブ配信を行います。 参加をご希望の方は、下記URLからご参加ください。【定員:各300名】

<注意事項>
・説明会の内容はどちらも同じです。
・スケジュールや事務手続きは、都合により変更となる場合があります。

● 2026年9月5日(土) 10:00-11:00 @Teams
参加する:
https://teams.microsoft.com/meet/410980347053968?p=SQTgPJWU8G0TLE8qCr
会議 ID: 410 980 347 053 968
パスコード: SF9uZ36A

● 2026年9月16日(水) 15:00-16:00 @Teams
参加する:
 https://teams.microsoft.com/meet/437637692261769?p=1ZvVuoqTOkq2PO5juO
会議 ID: 437 637 692 261 769
パスコード: A3bM6Qs7

● アーカイブ配信:防災教育チャレンジプランYouTubeチャンネル
 https://www.youtube.com/@ChallengePlan

9.応募用紙提出先・お問い合わせ

防災教育チャレンジプラン実行委員会事務局
cpinfo2865(アットマーク)bosai-study.net
※ 受領確認のご連絡にはお時間をいただく場合がございます。
※ お問い合わせは メールフォーム をご利用ください。

 

【募集中】防災教育に関心のある方(正社員)を募集します!


相次ぐ自然災害を受け、防災教育への関心は民間企業、自治体、学校など各方面で高まっています。本協会は2014年3月の設立以来、様々なかたちで防災教育の普及啓発に取り組んでいます。防災教育に関するイベントやセミナー、指定管理業務等を通じて社会的なニーズに対応しながら、専門的な知識やスキルを身につけることができます。防災・環境・災害ボランティア等に関心のある方のご応募をお待ちしています。

募集要項

職種:
 一般事務

勤務地:
 東京都千代田区九段北1-15-2九段坂パークビル3階
  (地下鉄東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下」駅徒歩5分)

入社時期:
 2027年4月

待遇・福利厚生:
 ・時間外手当
 ・通勤手当 (上限 月5万円)
 ・住宅手当
 ・その他諸手当
 ・賞与(初年次年1回、次年度以降年2回)
 ・退職金制度あり
 ・昇給(年1回、勤務査定あり)
 ・各種社会保険完備

雇用形態:
 正社員

試用期間:
 6ヵ月(期間中の待遇・給与など条件に変動はありません)

仕事内容:
 ・学校、地域等での防災教育の支援
 ・防災教育に関するイベントの運営
 ・その他事務

応募資格:
 ・大卒以上~35歳まで
 ・防災教育の普及に関心がある方

勤務時間:
 午前9時30分~午後5時15分(昼休憩60分)

給与:
 基本給190,000円~240,000円(諸手当、賞与を除く)

休日・休暇:
 完全週休2日制
 有給休暇
 慶弔休暇
 年末年始休暇
 夏季休暇
 祝日
 

選考プロセス

<応募>

(1)履歴書・卒業証明書(中途採用の場合は、職務経歴書)等を《9月末までに》メールまたは郵送にてお送りください。


   【メール】info(アット)bousai-edu.jp

   【郵 送】〒102-0073 東京都千代田区九段北1-15-2
       一般社団法人防災教育普及協会 営業企画部 小野 宛
       TEL.03-6822-9903

<書類選考>

(2)募集期間中に提出された書類に基づき選考します。

<面接>

(3)説明会後、採用担当と一次面接を行います。

(4)一次面接で合格の場合、役員との二次面接を行います。

<内定>

(5)面接結果と必要な書類等をお知らせします。

【会員レポート】中学生・高校生向け『写真付き教材』の実践例① ~東日本大震災を体験した子供達の想い・考えを、次世代に伝える教材~

 

【会員レポート】では、本協会会員の皆さまから寄せられた防災教育実践報告などをご紹介しています。掲載をご希望の方は、事務局まで情報をお寄せください。また、レポートを掲載された方へのご相談や講師派遣依頼につきましても、事務局までお気軽にお問い合わせください。

 


 

情報提供者:小笠原 潤(岩手県立宮古高等学校定時制 講師) 会員
活動実施日:2026年5月26日
情報提供日:2026年7月8日
連絡先  :TEL. 0193-63-6448 
      MAIL. ptf60-j-ogasawara(アットマーク)iwate-ed.jp 

 

準備の段階

● 実践・実施のきっかけや経緯

 東日本大震災発災から15年を経過し、震災当時生まれていなかった子供達が中学校や高校に入学してくる現在、地域に根ざした防災・減災についてどのようにして伝え、考えてもらうかを工夫していく必要を感じていた。

● 計画や準備で気をつけたこと

 東日本大震災が発生した2011年から2021年まで、被災地域にある5つの高校(宮古、久慈東、山田、岩泉、宮古北)において、2012年12月にインドネシアのアチェ州を取材したうえで『インド洋大津波と東日本大震災の比較』というタイトルで、防災・減災や復興、国際理解、環境問題等について情報を提供する授業やプリント学習を実施してきた。その中には、震災当時高校2年生だった生徒から保育園年長だった幼児まで(12学年分)の生徒達の震災時や震災復旧・復興時の想いや考えが、授業の内容をふまえた600字の小論文という形で多数記録されている。
 これまで、多様な視点の小論文を現役の高校生に『朗読』してもらうことにより、被災した当時の子供達の想いや考え、そして感情が、読み手の生徒達はもちろん聴く側の生徒達により強く伝わる授業を実践してきた2025年9月16日【会員レポート】2025年12月3日【会員レポート】、2編を参照)。また、それらの実践をふまえて、いくつかの点を改良した『教材』を作成した2026年4月27日【会員レポート】を参照)。
 今回、昨年(令和7年)5月27日にも出前授業(旧教材を使用)を実施した岩手県立久慈翔北高等学校において、介護福祉系列2年生25名と岩手県立北桜高等学校介護福祉系列2年生11名、計36名を対象に、「交流学習スクール」、および「いわての復興教育スクール」の一環として行われた震災学習(タイトル:「東日本大震災を経験した高校生たちの思いを継ぐ」)で、初めて「中学生・高校生向け『写真付き教材』」を使用した。

 

実践の段階

 

● 実施した内容

1) 『インド洋大津波と東日本大震災の比較』の授業内容の紹介(約45分間)

 東日本大震災の翌年(2012年)に、JICA東北主催の教師海外研修でインドネシア・アチェ州を訪れる機会を得た。当地は、2004年12月26日に発生したインド洋大津波(スマトラ島沖地震)の被災地で、アチェ州だけで約16万人が亡くなっている。この研修で得た知見や帰国後に調査した日本における「自然環境を活用した防災・減災」などをまとめ、スライドや動画上映を中心とした50分×2コマの授業を実施している。
 今回、その授業内容(「アチェの状況」や「マングローブの役割」「日本の防災林」等)について短縮して参加生徒達に紹介した。そのうえで、上記5つの被災地域の高校において授業内容の1つとして「600字の小論文」の課題を提出してもらったこと、そしてその中から今回12編を選んで生徒達に朗読してもらうことを説明した。

2) 久慈翔北高校と北桜高校の生徒(計12名)による小論文(12編)の朗読(約25分間)

 今回、震災を体験した生徒達の小論文『12編』参考資料①参照)について、朗読してもらった(1人各1編を朗読)。読み手の生徒は、二校の指導者にその場で指名してもらった
 朗読してもらった12編の小論文の選定は、できるだけ多様な視点と体験を含むことや、実際の体験から得られた教訓や提言を含むこと、等を考慮した(久慈翔北高校の前身である久慈東高校の生徒が書いた2編を含む)。

3) ワークショップ

 朗読してもらった12編の中から1編を各自選び、「A:あなたが共感したのは、どういう所ですか?」と「B:選んだ小論文を読み、これからあなたができることは何ですか?」、および「感想」を、別紙資料①に書き出してもらった。
 その用紙をもとに、6~7人のグループごとに、別紙資料②(「グループ討議資料」)を使いながら、「これからあなたができることは何ですか?」について話し合う予定であったが、予定時間を過ぎてしまったのでワークショップは実施せず、次の4)課題の配付だけを授業終了後に実施してもらった。

4) 課題の配付

 授業終了後に、別紙資料③(「原稿用紙」)を配付し、朗読した12編の小論文の中から各自が選んだ1編について、「A:あなたが共感したのは、どういう所ですか?(160字以上~200字以内)」と「B:あなたが選んだ小論文を読み、これからあなたができることは何ですか?(260字以上~300字以内)」について書いてもらい、後日提出してもらった。

5) 想いや考えの共有

 後日、提出された小論文のうちのいくつかを、選んだ小論文と一緒に掲載したプリントを作成・配付し、参加生徒全員で想いや考えを共有した(参考資料②『想いや考えの共有』(10名分)参照)。

 

● 実施中や実施後の参加者の反応

実施した内容の1)「授業内容の紹介」

 今年(令和8年)4月20日に発生した三陸沖を震源とする地震・津波(久慈市で震度4・津波の高さ80㎝)の時、久慈市指定緊急避難場所および指定避難所に指定されている久慈翔北高校には、当時約400名の一般市民が避難してきたそうである。その際に、教職員や介護福祉系列の生徒をはじめ多数の生徒たちも協力して対応したというお話を聞いていた。
 そのような体験をしたり、防災や介護福祉について強い意識を持っている生徒達なので、遠い国の話であるインド洋大津波や自分が生まれた頃でほとんど記憶がない東日本大震災の話について、とても意欲的に聴いてくれていることを感じることができた。

実施した内容の2)「小論文(12編)の朗読」

 その場で各校の先生から指名されての朗読であったが、誰一人嫌な顔をせずに立派に朗読してくれた。聞き手の生徒達も、配付された小論文の冊子を見ながら真剣に聴いている姿が印象的であった。
 久慈翔北高校の先生からは、「朗読することで伝わることが多くあることも再確認できました。震災をほとんど知らない生徒たちも、当時の高校生の小論文から感じることが多くあったようです」というお話を、北桜高校の先生からは、「読む(黙読)するだけでは伝わらないことが、生徒が朗読することでよく伝わる」というお話をいただいた。

実施した内容の3)「ワークショップ」

 実施した内容の1)「授業内容の紹介」に時間をかけてしまい、グループ討議は実施できなかった。今後は、紹介するスライド写真を最初から少なくして実施したい。
ただし、グループ討議がなくても、今回のように「実施した内容の4)課題の配付」と「実施した内容の5)想いや考えの共有」を実施することは可能である。
 「朗読」と「グループ討議」、および「想いや考えの共有」の3つを実施することが望ましいが、「朗読」と「グループ討議」の2つ、もしくは「朗読」と「想いや考えの共有」の2つを実施することでも同じように防災学習・震災学習の目標に達することは可能であると考える。

実施した内容の5)想いや考えの共有

 参考資料②『想いや考えの共有』(10名分)にあるように、被災者の視点から震災を理解し、共感を深め、「自分事」として考えることができたと思う。
 この教材を使い、震災を体験した子供たちの生の声や感情・教訓を後世に伝えることで、時間の経過とともに薄れゆく震災の記憶を定着させることは可能であると考える。また、生徒達が自然災害に対する防災・減災について自ら考え行動しようとする力を育むことが可能であると考える。

 

継続の段階

 

● 課題に感じたこと

 小論文12編について、関連するカラー写真を各編に2枚ずつ付けたが、参加する生徒の人数分(12編=12枚)をカラー印刷するのは、印刷費用の点で難しい、ということを感じた。今回は、冊子の小論文と写真は白黒印刷にし、12編の各小論文に掲載した2枚のカラー写真をスライド写真にしてスクリーンに映しながら朗読してもらったが、生徒達は冊子を見る方に集中し、スクリーンはあまり見ていなかった。写真が白黒印刷でも文字だけよりはイメージを想像しやすいが、カラー印刷の方がよりイメージしやすいのは確かであるので、今後検討していきたい。
 また、旧教材と比較して、活字を大きくしたこと、加えて地名や複数の読み方がある漢字などに「ふりがな」を付けたことで『朗読』しやすくなったと思われるが、生徒によっては「ふりがな」が付いていない漢字でひっかかっている場面もあった。現在作成中の「小学校高学年向け『写真付き教材』」のように、全ての漢字に「ふりがな」を付けることも検討していきたい。

● これからの期待や展望

 東日本大震災から15年が過ぎ、震災記憶の風化が進んでいることを感じている人は多いと思われる。時の流れにより風化が進むのは仕方がない、と諦めてしまう人もいるかも知れない。しかし、津波による甚大な被害を何度も繰り返し受けてきた三陸地域で伝わる「津波てんでんこ」のように、あるいは文字としては記録されていない百数十年前に発災した大津波の記録を口承文芸として伝承してきたインドネシア・シムル島の「スモン」のように、先人の被災体験や教訓が伝わったことで助かった命がたくさんあるという事実を忘れてはいけない。
 原爆詩の『朗読』を続けている吉永小百合さんの活動や、ひめゆり平和祈念資料館等で行われている元学徒の体験を綴った手記や絵本の『朗読』は、聴く人の感情に強く訴える。
 東日本大震災の被災者である子供達の「想いや考え・感情」は、『朗読』することにより共有することができ、そしてそれは被災体験や教訓を未来へ引き継いでいくための有効な方法の一つであると考える。

 

 

● 実践中の写真

※写真の掲載についてご本人の許可をいただいています。

           

全国の災害伝承施設等による「すぐに使える!防災教育教材」一覧(随時更新)

2024年5月 公開
(随時更新)

全国の災害伝承施設では、その施設ならではの教訓やメッセージを活かした様々な防災教育教材が公開されています。このページでは、どなたでもすぐに使えて役立つ資料・教材等を一覧形式で紹介します。随時追加・整理を行います。

参考:日本災害伝承ミュージアム・ネットワーク

関連記事:日本災害伝承ミュージアム・ネットワークを応援しています!

※各施設関係者の皆さまへ

本ページでご紹介できる教材等がありましたら お問い合わせフォーム からお知らせください。内容を確認のうえ、記事に記載をさせていただきます。


 

リンクをクリックすると、該当ページへ移動します。

 

災害伝承ミュージアムマップ|日本災害伝承ミュージアム・ネットワーク

防災学習ツール|東京臨海広域防災公園

一人ひとりの備え|東京臨海広域防災公園

おうちで防災を学ぼう(資料・教材集)|名古屋市みなと防災センター

 → マイタイムラインすごろく(pdf)|名古屋市みなと防災センター

 → 災害時のトイレチェックリスト(pdf)|名古屋市みなと防災センター

 → 伊勢湾台風カルタ|名古屋市みなと防災センター ほか

減災グッズチェックリスト|人と防災未来センター

防災グッズチェックリスト|中越メモリアル回廊 長岡震災アーカイブセンターきおくみらい


 

【レポート】防災クイズ&ゲームDay2026を開催
防災ゲームDAY2026アイキャッチ

2026年7月5日(日)、東京臨海広域防災公園・そなエリア東京を会場に「防災クイズ&ゲームDay2026」を開催しました。イベント概要や出展・紹介された各種防災ゲームや教材については、本記事下部の「イベント概要」をご覧ください。

2026年度は、昨年度に引き続き全国の防災教育実践を支援する 防災教育チャレンジプラン と連携し、2025年度防災教育チャレンジプラン大賞受賞団体である「栃木県立矢板高等学校農業技術部畜産班」様の取り組みをご紹介させていただきました。

例年ご出展いただいている 国土交通省国土技術政策総合研究所 様、しぞ~か防災かるた実行委員会 様、産業技術総合研究所 様による体験に、本年度は 損害保険ジャパン東東京ミライACTIONS 様も加わり、親子連れや小学生なども楽しめる出展が増えました。

また、防災に関する実験器具などを取り扱う ケニス株式会社 様や、簡易に設置できるプロジェクションマッピングを扱う 有限会社アシストコム 様、紙を使った振動実験教材と全長10m超の「げんさい絵巻」を紹介された ぶるるチーム 様、クリアファイルを使った振動実験教材を紹介された 京華中学高等学校 松浦宏和 様など、体験的に地震を学べる出展が多くありました。

学生団体SASAKAMA 様や 防災まなびサイクル 様、法政大学チーム・オレンジ 様など、学生団体による出展や参加も非常に多く、若い世代による主体的な教材開発や実践の広がりが感じられるイベントとなりました。

2025年度に引き続き本年度もイベント期間中の来場者数は1,000名を超え、多くの方にご来場いただくことができました。

イベントで紹介した防災ゲームや教材などは、上記団体様のリンクでご確認いただけます。また一部教材は直接ダウンロードもできますので、ぜひご活用ください。

当日出展された防災まなびサイクル様から、広報媒体での出展報告をお知らせいただきました。詳しくは下記リンクからご確認ください。

● 防災まなびサイクルが、「防災クイズ&ゲームDAY2026 in そなエリア東京」に出展しました(報告)
https://bosai-manabi.com/news/20260707-1/

● 【イベントレポート】防災まなびサイクルが、防災クイズ&ゲームDAY2026 in そなエリア東京に出展しました
https://note.com/bosai_manabi/n/nbdab4c3533cd?sub_rt=share_sb

 

(以下は「防災クイズ&ゲームDAY2026」の実施概要です)


防災ゲームDAY2026チラシアイキャッチ

様々な防災ゲームやプログラムを、ぜひ会場やYouTubeを通して体験してください!

 

2016年より本協会と東京臨海広域防災公園管理センターで主催している防災クイズ・防災ゲームの体験イベント「防災クイズ&ゲームDay」を2026年も開催します!

本イベントは多くの方に防災クイズやゲームを体験していただくことを目的としていますが、回数を重ねるごとに出展者の皆さまや参加者の皆さまとのつながりが生まれ、新しい取り組みにつながっている事例もあります。

出展・参加ともに無料で、児童生徒の皆さんから防災関係者の方々まで、どなたでも自由に出展・参加をしていただけます。ぜひ会場やYouTubeで様々な防災クイズ、防災ゲームやプログラムを紹介、体験してください。

また、2025年度から 防災教育チャレンジプラン と連携し、受賞団体による発表や過年度実践団体の成果紹介なども行います。学校、地域団体、NPOや大学・学生団体など、多様な主体による様々な事例を知る機会にもなります。

Xではハッシュタグ #防災ゲームday を使って、様々な防災クイズや防災ゲーム、教材や事例などを紹介していく予定です。皆さまからの情報もお待ちしています!

▼昨年度の防災クイズ&ゲームDAYレポートはこちら

○ 【報告】防災クイズ&ゲームDAY 2025を開催しました

▼チラシのダウンロードはこちら

 

イベント概要

 

開催日時: 2026年7月5日(日) 10:00~16:00

主  催: 一般社団法人防災教育普及協会
共  催: 東京臨海広域防災公園 管理センター
協  力: 防災教育チャレンジプラン 実行委員会

開催方法: 会場での体験会・展示会、及びYouTubeチャンネル公開

会  場: 東京臨海広域防災公園 そなエリア東京(アクセスマップ
      ゆりかもめ「有明」駅下車すぐ

※会場には一般来園者用の駐車場がありません。公共交通機関をご利用ください。

参加申込: 不要です。当日会場までお越しください。
      ※体験会は先着順となります。混雑時の対応は各出展者にご相談ください。

 

当日出展・体験会実施予定の防災ゲームや教材、プログラム

 

2025年度から全国の防災教育を支援する取り組み「防災教育チャレンジプラン」と連携し、優れた実践事例等をご紹介します。受賞団体による展示紹介、体験会なども開催します。

その他、本イベントで出展及び体験会が実施される防災ゲームや教材については以下をご覧ください。

各ゲームや教材の詳細、ダウンロード、購入方法につきましてはリンク先の各団体等に直接お問い合わせください。  

▼2026年度の主な出展ゲーム・教材・体験プログラム<順不同>

地域と連携した家畜動物の避難システムの構築|栃木県立矢板高等学校農業技術部畜産班(成果物展示)
★2025年度防災教育チャレンジプラン「防災教育大賞」受賞団体

あつまれ 災害モンスター島|災害モンスター研究所
★2024年度防災教育チャレンジプラン「防災教育特別賞」受賞団体

防災まなびサイクル|防災まなびサイクル
★2026年度防災教育チャレンジプラン実践団体

紙ぶるる作製、げんさい絵巻、紙製振動模型、液状化模型|ぶるるチーム
☆ぼうさいじっけんコーナー

地震発生説明機・プレートテクトニクス説明模型|ケニス株式会社
☆ぼうさいじっけんコーナー

固有振動と共振実験「地震動ハートふるふる」|京華中学高等学校 松浦宏和
☆ぼうさいじっけんコーナー

国交省防災カードゲーム「このつぎなにがおきるかな?」|国土交通省国土技術政策総合研究所

SOMPOで学防ッチャ|損害保険ジャパン東東京ミライACTIONS

防災人生ゲーム|法政大学チーム・オレンジ(instagram)

災害医療タッチ&クエスト(ARラリー)|産業技術総合研究所

しぞ~か防災かるた|しぞ~か防災かるた委員会

ジオプロボックス|アシストコム

たすかるた|SASAKAMA

ちょボットの防災道場|防災教育普及協会<提供:Yahoo!きっず>

伊勢湾台風カルタ|防災教育普及協会<提供:名古屋市港防災センター>

EVAG豪雨災害編(新たな防災気象情報対応)|防災教育普及協会<協力:国土防災技術株式会社>

ほか多数!

以下の記事で紹介している30種類以上の各種教材や防災ゲームについても、展示・体験ができます。

“防災ゲームコンシェルジュ”が常駐し、『防災教材活用ガイドチャート』に基づき、実施環境(対象年齢、人数、時間等)や学びたいテーマに応じた防災ゲームや教材の紹介、使い方のアドバイスなども承ります。

2026年度は新たに「防災ゲーム診断(試験実施中)」を公開しました。下記ページより体験いただけます。

 

   

防災ゲーム・教材等についてのYouTube動画紹介

 

▼防災クイズ&ゲームDayチャンネル(YouTube)及び動画紹介ページについて

 ※動画は順次追加予定です。

  

出展者の受付フォーム<締切>

 

本イベントでの体験会、展示、YouTubeチャンネルでの動画紹介への申請受付を行っています。出展をご希望される個人・団体の方は、下記の申請フォームよりお申し込みください。

なお本イベントはそなエリア東京を会場に、毎年「7月の第1日曜日」に固定開催しています。ご都合が合わない場合はぜひ次年度でのお申し込みをご検討ください。

※ 出展料は無料です。
※ 申し込みフォームに記載の注意事項を必ずご確認ください。
※ 希望者多数の場合、本協会会員(個人・団体・賛助)の出展を優先させていただきます。
※ 公共施設のため会場内での販売はできません。チラシ配布等は可能です。

 

防災クイズ&ゲームDAY に関するお問い合わせ

 

お問い合わせフォーム よりお知らせください。

本イベントは 内閣官房「国土強靱化 民間の取り組み事例集(R7年4月)」 に掲載されています。詳しくは下記のリンクから個別事例(pdf)をご確認ください。

▼防災教材の作り手と防災教育の担い手をつなぐ「防災クイズ&ゲームDay」
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/r7_minkan/pdf/028.pdf

終了【重要】台風の影響に伴う「防災教育指導者育成セミナー・第13回定時社員総会総会」オンライン開催への切替のお知らせ

会員各位

 一般社団法人防災教育普及協会

台風の影響に伴う
「防災教育指導者育成セミナー・第13回定時社員総会総会」
オンライン開催への切替のお知らせ

 

気象庁の台風情報(25日正午)によれば、台風7号、8号により首都圏では
27日午後にレベル4の大雨警報が出される可能性が高まってきました。

この間、27日(土)午後に東京大学地震研究所にて開催を予定しておりました
「防災教育指導者育成セミナー」および「第13回定時社員総会」につきまして、
対面にてなんとか開催したいと台風の影響を注視してきましたが、
台風被害からの事前避難を想定すると対面での開催をオンラインに切り替えることが
安全面での配慮から妥当であるとの判断に至りました。

対面での参加をご予定されてきた皆様には、台風情報をふまえた
今回の判断へのご理解・オンラインへの切り替えにご協力をお願い申し上げます。

当日のスケジュールは、下記をご確認ください。

 

【開催概要(変更後)】

日時: 2026年6月27日(土)
防災教育指導者育成セミナー  13:20~14:30
第13回定時社員総会     15:00~16:30

※zoom情報は、ご参加予定の皆さまにメールにてお知らせいたします。

  

当日の出欠について:
オンラインへの切り替えに伴い出欠に変更がある場合は、防災教育普及協会 事務局(kaiin(アット)bousai-edu.jp)までご連絡ください。
急な変更となり大変恐縮ですが、当日は各自安全な環境からご参加いただきますよう、重ねてお願いいたします。

以上、よろしくお願い申し上げます。

【試験公開中】あなたにぴったりの防災ゲーム(教材)診断

この診断は防災クイズ&ゲームDAY2026(7/5開催)に合わせて試験的に公開しています。一部テキストが未完成であったり、リンク先に不備が出る場合があります。ご了承ください。

診断結果には、より多くの方が実践・活用しやすいように「ゴールや勝敗がある」市販のゲームだけでなく、無料でダウンロードできるもの、オンライン体験できるもの、ワークショップやワークシートなどの教材も含まれます。

教材の一覧については こちら をご覧ください。

作成:宮﨑賢哉(社会福祉士)/ 防災教育普及協会 教育事業部長

▼チラシ ※生成AIを用いて作成しています。ダウンロードは こちら から。

 

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