トピックス

埼玉県内コミュニティスクール指定校で教員と住民の合同研修

埼玉県から「コミュニティスクール」として指定されている、本庄市内の中学校で職員研修を行いました。教員だけでなく、教育委員会、PTA、自治会長さんなど約50名が参加され「学校・家庭・地域の連携よる災害に強い地域の輪」について、講義・演習を行いました。

演習では避難所運営ゲーム(HUG)の図面を学校オリジナルのものにアレンジしていただいたものを使用しました。参加された先生からは「実際の学校の図面を使うとリアリティが違う」、「マンホールトイレなど、教員でも場所が分かっていない場合もあり、よい機会になった」とお声がけいただきました。

研修の様子は、平成29年8月25日(金)の埼玉新聞県西・県北版に掲載されています。紙面をご覧になりたい方は事務局までお問い合わせください。

  

(宮﨑賢哉)

セーフスクール認証準備校で防災知識を学ぶカードゲーム実施

豊島区内の中学校でオリジナルの防災教育教材『防災用語をカードで楽しく覚えよう!』の東京版を実施しました。同教材は、高齢者住まいる研究会様[外部リンク]のアイデアとご協力によって作成した、誰もが楽しみながら学べるカードゲームです。なお、ご希望の方には同教材の指導計画例や資料をご提供しておりますので こちら からお気軽にお問い合わせください。

豊島区は『セーフコミュニティ[外部リンク]』に認証され、区内の小中学校でも積極的に防災・安全教育に取り組んでいます。今回、ご担当させていただいた区立池袋中学校はISS(International Safe School)認証推進校[外部リンク]として、様々な取り組みに挑戦しています。※現在認証に向けて準備中

3年生全員を全部で18の班で編成し、2班ずつ対戦型でカードゲームに取り組みつつ、ゲットした防災知識をワークシートに記入するという流れで行いました。また、ゲーム中に『緊急地震速報』の訓練映像を流し、速やかに安全行動をとるという訓練も併せて行いました。

授業には地域の方や保護者の方も参加し「トランプみたいで楽しく学べそう」、「小学校でも活用してみたい」といった声がありました。

(担当:宮﨑)

神奈川県安全防災局・教育委員会連携教員研修で教材を使った模擬授業

神奈川県安全防災局と県教育委員会・教育事務所が連携して開催する『平成29年度学校保健・学校安全研修講座』で、防災教育の重要性に関する講義と、防災教育プログラム「避難誘導に協力しよう!」を用いた模擬授業を行いました。7月4日と21日の2回にかけて行われ、合計で約200名の教職員が参加しました。

同プログラムは、株式会社地理人研究所 様[外部リンク]のご協力を得て作成した、主に中学生を対象とした防災教育教材です。参加者は地震が発生した仮想の街に住む中学生となり、校内図面と周辺地図を用いて、様々な避難者の誘導に協力します。

具体的で自由度の高いシナリオとリアルな「仮想の街」の地図、教材用に区分けがしやすい校内図面などを用いることにより、どんな場面でも扱えるプログラムになっています。なお、同プログラムで使用する教材集(下記)は、無償で提供しています。改変・再利用等も自由ですので、各校各地域の実情に応じてご活用ください。

【教材セット】避難誘導に協力しよう

 ◆指導用スライド(PowerPoint形式)
 ◆児童生徒用説明資料(Word形式)
 ◆訓練用シナリオ(Word形式)
 ◆座標付き学校間取り図(PDF形式)
 ◆周辺地図(PDF形式) 

 

冒頭の講義では、新学習指導要領に照らし合わせて考えるこれからの防災教育のポイントや、東日本大震災において当時「奇跡」と呼ばれた事例が、奇跡ではなく防災教育や地域活動での結果に基づく「できごと」であったことなどを紹介しました。

また「どのような学びが児童生徒の命を守ることにつながったか」といった点についても、調査結果や具体的な事例を交えてご紹介し、今後求められる防災教育のあり方に関する具体的な事例として『地域における防災教育の手引き』の解説を行いました。

その後、各学校で自由にアレンジすることもできる防災教育プログラムを用いて、実際に児童生徒に実施した際の時間配分や説明の流れを用いて「模擬授業」を行いました。

まとめとして「防災教育や防災ゲームは、実践してみなければ分からないことがたくさんある。ほんの小さなこと、マネできるところからでもよいので、積極的にチャレンジしてみてください」とお伝えしました。

参加した小中学校等の教員からは「防災教育の優秀事例ばかり見てきて、自校でできるか不安だったが、できるところからで良いと聞いて安心した」、「避難誘導のゲームはすぐに教員研修や生徒に使えると思った」といった感想がありました。

(担当:宮﨑)

企業研修で安全管理担当者向けに災害シミュレーションと搬送訓練

東京都日野市で行われた企業研修で、安全管理担当・営業者向けの講座を弊会が担当しました。災害の歴史と教訓、家庭の防災対策、BCP等についての解説について講義を行ったのち、防災教育教材『災害状況を想像する力を身につけよう』を用いたグループワークを行いました。実際に工場・現場で安全管理を担当される方々ということで、熱中症や事故等で、傷病者が発生した場合の応急搬送実技訓練も併せて行いました。参加者からは「実際に人を運んだのは初めてだが、こんなに重いとは思わなかった」、「1人でも方法を知っていれば何とか運べることが分かった」といった感想がありました。

【終了】防災ゲームDay2017inそなエリア東京

このイベントは終了しました。

 

防災教育に関するゲームや教材を体験してみよう!!

2016年に引き続き、東京臨海広域防災公園管理センター、弊会主催で防災体験学習施設「そなエリア東京」を会場に下記のイベントを開催します!さまざまな防災教育に関するゲームや教材を体験することができます。

小さなお子さんや親子連れの方はカードやすごろく形式のゲームで楽しく防災を学ぶことができます。教職員・学校関係者、防災関係団体、行政関係の方など防災教育に関わる方々は、レクチャールームで行われる体験講座で実際にゲームや教材を体験的に学べます。

終日、実際にゲームを体験できるコーナーや展示コーナーが開設されていますので、お気軽にご参加ください。

 

◆イベント概要

イベント名 : 防災ゲームDay2017inそなエリア東京

日 時 : 2017年7月2日(日) 10:00~16:00

会 場 : 東京臨海広域防災公園そなエリア東京(アクセス:ゆりかめも「有明」駅徒歩2分)

アクセスマップ

内 容 : 防災ゲーム、教材、資料の展示及び体験型講座

参加費 : 無料

参加申込 : 不要です。当日、会場にお越しください。

主 催 : 東京臨海広域防災公園管理センター、一般社団法人防災教育普及協会
後 援 : 江東区

 

◆イベントチラシ

 

▶ 170702_防災ゲームDay2017チラシ[PDF]

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そなエリア東京で防災教育体験セミナー、多様な参加者が防災教育を学ぶ

国営・都立東京臨海広域防災公園『そなエリア東京』で、防災教育体験セミナー『地震発生から72時間を生き残る!防災教育を体験しよう』を開催しました。本セミナーは一般社団法人防災教育普及協会が昨年10月に実施した『第1期防災教育指導者育成セミナー地震編』のフォローアップセミナーとして企画したものです。セミナーには、教育委員会、教員、民間企業、防災に関する有識者・研究者、社会福祉協議会職員や防災士・防災ボランティア、主婦、親子連れなど、多彩な方々が42名参加されました。

 

冒頭に弊会の宮崎事務局長より、これまで防災教育実践での”失敗事例”を取り上げながら、実践するうえで気をつけて欲しいポイントについての講義と、防災教育教材を用いたアイスブレイクを行いました。

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公開資料『防災学習プログラム開発の基礎知識』

 

2017年2月26日(日)、中越防災安全推進機構 が主催する『防災教育コーディネーター養成塾』第2回が開催され、弊会の宮﨑事務局長が講義を行いました。『防災教育プログラム開発の基礎知識』をテーマとして、具体的な教材やプログラム開発上の注意点や、防災教育コーディネーターとしての心構えなどについて紹介しました。

午後からは中越防災安全推進機構スタッフの方による学習プログラムづくりのワークショップが行われました。宮﨑事務局長もワークショップに参加し「小学校6年生を対象とした防災学習プログラムづくり」に挑戦しました。

講義スライド及び講義録追補版、宮﨑事務局長による防災学習プログラムづくりのメモ・提案書、発表資料(講義スライド55ページ以降にあります。防災教育コーディネーターの視点から見た要点なども記載しています)はSlideShareで閲覧・ダウンロードすることができます。

  

【資料のPDFダウンロード】

  

「まちのBOSAIマスター」を
用いたアイスブレイク
「防災教育プログラムづくりワークショップ」
のようす