教材・事例紹介

【教材】自由に使える防災教育教材「避難誘導に協力しよう!」を公開

 

 本教材は、主に中学生以上を対象とした防災教育教材です。

 参加者は地震が発生した仮想の街に住む中学生となり、校内図面と周辺地図を用いて、様々な避難者の誘導に協力します。具体的で自由度の高いシナリオとリアルな「仮想の街」の地図、教材用に区分けがしやすい校内図面などを用いることにより、どんな場面でも扱えるプログラムになっています。なお、同プログラムで使用する教材集(下記)は、無償で提供しています。

 一部を除き改変・再利用等も自由ですので、各校各地域の実情に応じてご活用ください。

 ◆指導用スライド(PowerPoint形式)編集可
  (ダウンロードフォルダ内のURLからダウンロードしてください)
 ◆児童生徒用説明資料(Word形式)編集可
 ◆訓練用シナリオ(Word形式)編集可
 ◆座標付き学校間取り図(PDF形式)

※ダウンロードした.zipファイルを解凍し注意事項をご確認ください。

【終了】八国山サバイバル防災Day|2月17日(土)東村山市

※このイベントは終了しました。

 イベントレポートは こちらの記事  をご覧ください。

 

『火、おこせる?』『マキ、われる?』、『ねどこ、作れる?』
冬の八国山でポカポカ防災体験!

本協会が構成員となっている都立公園指定管理者「西武・狭山丘陵パートナーズ」主催、東村山市・所沢市等が後援する体験型防災イベント『八国山サバイバル防災Day』が2018年2月17日(土)10:30から、八国山緑地で開催されます。

をテーマに、薪割りや火おこし、焚き火、身近なものを使った保温体験など「心と体があったまる」様々な防災体験ができます。スタンプラリーで防災グッズももらえますので、実際に火を扱う寒い時だからこその防災イベント、ぜひ体験してみてください。

★イベントチラシのダウンロードはこちら

 

 

 

 

 

 

(画像をクリックすると拡大します)

 

イベント名 八国山サバイバル防災DAY
主催者名 西武・狭山丘陵パートナーズ
開催場所 八国山緑地(アクセスマップ
お問合せ先 Tel 042-393-0154(都立狭山公園パークセンター)
公式サイト 八国山緑地|狭山丘陵の都立公園
開催日時

2018年2月17日(土) 10時30分~14時00分
※東村山消防署による体験コーナーは午前中までとなります

費用 無料
後援・協力 後援:東村山市、東村山市福祉協議会、東村山市教育委員会、所沢市
協力:東村山消防署、東村山警察署、八国山たいけんの里、東村山ボランティアセンター、東村山災害スタボラ会、東村山市防災安全課
都立特別支援学校で福祉避難所を想定した講義演習|日野市

 

2017年12月26日(火)、都立七生特別支援学校(日野市)で本協会派遣講師が『福祉避難所運営の課題と対策』をテーマに講義と演習を行いました。

講義では東日本大震災や熊本地震での事例、基本的な防災対策と、初動対応の流れについて紹介しました。演習では実際の学校図面を用いて、施設利用ルールや24時間以内の初動対応事項について各班で検討した後、避難者が集まってくるという想定でシミュレーションを行いました。

 

  

 

まとめでは講師から「特別支援学校の先生方は、日常的な経験から災害時の様々な問題にも対処できますが、対処できることが負担の集中にもつながります。地域や保護者、支援団体と連携し、負担を抑えられる仕組みや備えが必要です。」と伝え、管理職の先生からは「先生方のポテンシャルの高さを感じた。心強いが、先生方が倒れないようにしていくのが私たちの務めです。」とコメントがありました。

参加者からは「切迫感を持って、具体的に考えることができた」、「この先生がこんな意見を言うのか!という新しい発見があった」といったコメントがありました。

国際セーフスクール認証を目指し、中学生と地域住民・PTAによる全校防災体験学習を支援

 

2017年12月14日(木)、豊島区立池袋中学校で全生徒と地域住民、PTAによる『全校一斉防災体験学習』について、本協会が企画提案や教材提供で支援しました。体験学習は午前中の約2時間、校内各所で行われました。1年生は災害時のトイレに関するワークショップ、2年生は避難誘導に関するシミュレーションをPTAの指導で体験し、交代で消防署による応急搬送等の実技指導を受けました。3年生はかまどベンチ、資機材管理、避難所設営、炊き出し、テント設営、仮設トイレ設営の6班に分かれ、それぞれで地域の方、防災課、教員から指導を受けながら体験しました。

同校はISS(International Safe School)認証(詳細はこちら )を目指しており、当日は関係者による視察も行われました。

当日使用した教材やプログラム構成、タイムテーブルなどは、他校でもご活用いただけるようご希望の方に提供しております。お問い合わせフォーム からお気軽にお問い合わせください(回答までは若干お時間をいただく場合がございます、ご了承ください)

 

埼玉県内コミュニティスクール指定校で教員と住民の合同研修

埼玉県から「コミュニティスクール」として指定されている、本庄市内の中学校で職員研修を行いました。教員だけでなく、教育委員会、PTA、自治会長さんなど約50名が参加され「学校・家庭・地域の連携よる災害に強い地域の輪」について、講義・演習を行いました。

演習では避難所運営ゲーム(HUG)の図面を学校オリジナルのものにアレンジしていただいたものを使用しました。参加された先生からは「実際の学校の図面を使うとリアリティが違う」、「マンホールトイレなど、教員でも場所が分かっていない場合もあり、よい機会になった」とお声がけいただきました。

研修の様子は、平成29年8月25日(金)の埼玉新聞県西・県北版に掲載されています。紙面をご覧になりたい方は事務局までお問い合わせください。

  

(宮﨑賢哉)

神奈川県安全防災局・教育委員会連携教員研修で教材を使った模擬授業

神奈川県安全防災局と県教育委員会・教育事務所が連携して開催する『平成29年度学校保健・学校安全研修講座』で、防災教育の重要性に関する講義と、防災教育プログラム「避難誘導に協力しよう!」を用いた模擬授業を行いました。7月4日と21日の2回にかけて行われ、合計で約200名の教職員が参加しました。

同プログラムは、株式会社地理人研究所 様[外部リンク]のご協力を得て作成した、主に中学生を対象とした防災教育教材です。参加者は地震が発生した仮想の街に住む中学生となり、校内図面と周辺地図を用いて、様々な避難者の誘導に協力します。

具体的で自由度の高いシナリオとリアルな「仮想の街」の地図、教材用に区分けがしやすい校内図面などを用いることにより、どんな場面でも扱えるプログラムになっています。なお、同プログラムで使用する教材集(下記)は、無償で提供しています。改変・再利用等も自由ですので、各校各地域の実情に応じてご活用ください。

【教材セット】避難誘導に協力しよう

 ◆指導用スライド(PowerPoint形式)
 ◆児童生徒用説明資料(Word形式)
 ◆訓練用シナリオ(Word形式)
 ◆座標付き学校間取り図(PDF形式)
 ◆周辺地図(PDF形式) 

 

冒頭の講義では、新学習指導要領に照らし合わせて考えるこれからの防災教育のポイントや、東日本大震災において当時「奇跡」と呼ばれた事例が、奇跡ではなく防災教育や地域活動での結果に基づく「できごと」であったことなどを紹介しました。

また「どのような学びが児童生徒の命を守ることにつながったか」といった点についても、調査結果や具体的な事例を交えてご紹介し、今後求められる防災教育のあり方に関する具体的な事例として『地域における防災教育の手引き』の解説を行いました。

その後、各学校で自由にアレンジすることもできる防災教育プログラムを用いて、実際に児童生徒に実施した際の時間配分や説明の流れを用いて「模擬授業」を行いました。

まとめとして「防災教育や防災ゲームは、実践してみなければ分からないことがたくさんある。ほんの小さなこと、マネできるところからでもよいので、積極的にチャレンジしてみてください」とお伝えしました。

参加した小中学校等の教員からは「防災教育の優秀事例ばかり見てきて、自校でできるか不安だったが、できるところからで良いと聞いて安心した」、「避難誘導のゲームはすぐに教員研修や生徒に使えると思った」といった感想がありました。

(担当:宮﨑)

東京学芸大学附属小金井中学校で防災体験学習を指導

東京学芸大学附属小金井中学校で、1年生を対象とした1日防災体験学習が行われました。弊会と関連団体である「災害救援ボランティア推進委員会」職員と、ボランティアさんと協力しながら指導を担当しました。体験は1回30分で、4クラスを3班に編成してローテーションする型式で行いました。なお、同校での防災体験学習指導は今回で4回目となります。

 

応急救助・応急搬送に関する体験、三角巾体験、災害時の灯りの確保に関する体験の3つを行いました。生徒は各指導員の体験中もメモをとるなどして積極的に学んでいる姿が見られました。参加した先生からは「本や講義で学ぶ知識には限界がある。実際に体を動かして、体験してこそ学ぶことがたくさんあると思う。今回の学習を通じて、自分に何ができるか考えるヒントにしてほしい」といったコメントをいただきました。