活動実績

青年会議所例会で「共助」をテーマに防災ゲーム|関市

 

岐阜県関市の一般社団法人関青年会議所で、10月公開例会が「みんなで繋がろう~今こそ共助のとき~」をテーマに開催されました。平成30年7月豪雨によって市内でも大きな被害が発生し、市民の関心も高まる中での開催もあり、定員40名を大きく上回る約70名が参加しました。

防災ゲームでは「避難行動訓練 EVAG豪雨災害編」を用いて、具体的な避難支援方法などを検討しました。参加者からは

・「共助」と言われてもピンと来なかったが、ゲームで具体的にイメージすることができた。
・ 地域で助け合っていくことの大切さを改めて感じた。
・ 様々な立場や環境が異なる方々がいることに気がついた。
・ 平時から積極的に近隣とコミュケーションをとることが共助の基本だと分かった。

といったコメントがありました。

また、青年会議所による災害支援活動の報告や共助の意義についての紹介なども行われ、参加した地域住民の方々は熱心に聞き入り「ぜひ青年会議所の方々と一緒に、地域でも防災ゲームを実施したい」という方もおられました。

 

[参考リンク]

10月公開例会のお知らせ|関青年会議所

避難行動訓練「EVAG」|国土防災技術株式会社

社員・役員研修で防災トレンド紹介と災害対応ワークショップ|千代田区

千代田区内の一般社団法人様を対象に社員・役員研修を実施しました。冒頭に昨今の災害の現状や、第3回国連防災世界会議で示された仙台防災枠組の内容、防災4.0未来構想プロジェクト、ビッグデータの活用など防災トレンドについての話題提供を行いました。

その後、実際に同社の災害対応について防災教育教材「目黒巻」をチームに分かれて行いました。ワークショップ中から備蓄品の品目、数量を確認するなど積極的な意見交換や作業が行われました。

【教材】自由に使える防災教育教材「避難誘導に協力しよう!」を公開

 

 本教材は、主に中学生以上を対象とした防災教育教材です。

 参加者は地震が発生した仮想の街に住む中学生となり、校内図面と周辺地図を用いて、様々な避難者の誘導に協力します。具体的で自由度の高いシナリオとリアルな「仮想の街」の地図、教材用に区分けがしやすい校内図面などを用いることにより、どんな場面でも扱えるプログラムになっています。なお、同プログラムで使用する教材集(下記)は、無償で提供しています。

 一部を除き改変・再利用等も自由ですので、各校各地域の実情に応じてご活用ください。

 ◆指導用スライド(PowerPoint形式)編集可
  (ダウンロードフォルダ内のURLからダウンロードしてください)
 ◆児童生徒用説明資料(Word形式)編集可
 ◆訓練用シナリオ(Word形式)編集可
 ◆座標付き学校間取り図(PDF形式)

※ダウンロードした.zipファイルを解凍し注意事項をご確認ください。

都立特別支援学校で福祉避難所を想定した講義演習|日野市

 

2017年12月26日(火)、都立七生特別支援学校(日野市)で本協会派遣講師が『福祉避難所運営の課題と対策』をテーマに講義と演習を行いました。

講義では東日本大震災や熊本地震での事例、基本的な防災対策と、初動対応の流れについて紹介しました。演習では実際の学校図面を用いて、施設利用ルールや24時間以内の初動対応事項について各班で検討した後、避難者が集まってくるという想定でシミュレーションを行いました。

 

  

 

まとめでは講師から「特別支援学校の先生方は、日常的な経験から災害時の様々な問題にも対処できますが、対処できることが負担の集中にもつながります。地域や保護者、支援団体と連携し、負担を抑えられる仕組みや備えが必要です。」と伝え、管理職の先生からは「先生方のポテンシャルの高さを感じた。心強いが、先生方が倒れないようにしていくのが私たちの務めです。」とコメントがありました。

参加者からは「切迫感を持って、具体的に考えることができた」、「この先生がこんな意見を言うのか!という新しい発見があった」といったコメントがありました。

都立公園管理所で災害図上訓練を実施

弊会が指定管理者構成員として関わっている都立公園で、スタッフの皆さんを対象とした災害図上訓練を行いました。同公園は複数の市町村に接する場所にあり、異なる市町村から避難者が来園する可能性があります。広域避難場所として、大火災等発生時に確実に避難者の安全を確保できるよう、園内でも特に安全なエリア、危険が想定されるエリアなどを視覚化しました。本研修の内容は、今後予定されている公園防災マップの基礎情報としても活用される予定です。


(市町村防災マップについての解説も行いました)

福祉施設職員向けに災害図上訓練と福祉避難所ロールプレイを実施|金沢市

 

石川県社会福祉協議会主催「災害時の相互支援ネットワーク研修会」にて、県内の高齢者・障害者等福祉施設や保育士等を対象に災害図上訓練と福祉避難所ロールプレイを実施しました。午前中は、気象庁が作成した豪雨災害を想定した防災ワークショップのプログラムを、同庁情報利用推進課の許可を得て福祉施設版にアレンジして行いました。

 
(写真左、右)災害図上訓練のようす


(写真)使用した資料

 

今回の研修は参加者は県内各地から参加するため、居住地・勤務地は様々です。そこで、豪雨災害や土砂災害が想定される「仮想の街」の地図を使用し、災害の危険性や地域特性を読み解きながら行いました。ベースとなるワークショップの資料は下記サイトからダウンロードできます。

 

気象庁ワークショップ「経験したことのない大雨 その時どうする?」|気象庁

 

午後は『福祉避難所初動対応・運営支援ロールプレイング』を実施しました。上記の地図と被害想定を用いて、参加者は市内に設置された臨時の福祉避難所の施設職員役、避難者役、支援者役に分かれて、それぞれの役割に従ってロールプレイを行いました。

 
(写真左・ロールプレイのようす、写真右・振り返りの記録)

 

まとめでは指導を担当した宮崎事務局長より、社会福祉士としての災害支援事例なども交えながら「行政との事前協定や要請があっても、単独施設だけでは施設被害や職員不足などで開設・対応することが困難なケースも多い。本研修のテーマである”相互支援”、具体的には近隣・関係施設との連携、社会福祉士会等職能団体との連携を積極的にはかって欲しい」といったコメントがありました。

参加者からは「施設に災害対応マニュアルはあるが、実際に体験してみると、マニュアルでは分からなかった具体的な課題が見えてきた。持ち帰って今後の業務の参考にしたい」といった意見がありました。

 

◆資料提供について◆

本研修で使用した說明用スライド、配布資料、プログラムシート等を公開しています。以下をクリックすると、zipフォルダでダウンロードできます。

 

【教材】福祉避難所支援ロールプレイング資料集

都立公園で指定管理者向け災害図上訓練、園内や周辺マップを使用

弊会が構成員として参加している、西武造園㈱を代表企業とする指定管理者『西武・武蔵野パートナーズ』、『西武・狭山丘陵パートナーズ』、『西武・多摩部の公園パートナーズ』それぞれのスタッフを対象とした防災学習会を実施しました。

平成28年4月1日からの都立公園指定管理業務について|トピックス

都内における地震や大火などの大規模災害時、都立公園は広域避難場所・避難場所として重要な役割を担います。その一方で「避難所」ほど機能や特徴が周知されていないため、近隣住民や帰宅困難者が避難してきた場合に混乱が予想されます。こうした課題を踏まえて、学習会ではスタッフひとりひとりの防災力を高めるための座学講義・演習に加えて、園内マップや関係する市区町村の防災マップを用いた災害図上訓練で、災害時の対応についての訓練を行いました。

  
(複数の市区町村にまたがる公園もあり、それぞれの防災マップを確認しながら作業します)

参加者からは「防災についての基本的な知識や、周辺の状況を詳しく理解することができた。今後の公園管理業務に活かしていきたい」、「家族と防災について話し合うきっかけになる」といったコメントをいただきました。