活動実績

内閣府『平成28年度東南アジア青年の船』課題別視察で講義と模擬授業を実施

国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区)で「東南アジア青年の船(第43回)」に参加している青年団に防災教育についての講義と模擬授業を行いました。同事業では、フィリピン、シンガポール、インドネシアなど東南アジア各国と日本の20代の若者が参加し、各国の訪問やディスカッションを通じて国際社会でリーダーシップを発揮できる人材の育成を目指しています。同事業への協力は本年度で2回目となります。

国内災害の事例と教訓、防災教育の大切さ、「地域における防災教育の実践に関する手引き(英語版)」や、「東京防災(英語版)」を配布しての紹介を行い、実際に日本の学校で実施されているアクティブ・ラーニングによる防災教育を体験していただきました。

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▶ 平成28年度「東南アジア青年の船」事業(第43回)概要[内閣府HP)arrow001_blue

明治大学「震災復興支援プロジェクト」で親子向けの災害トイレワークショップを実施

明治大学(千代田区)の第19回ホームカミングデー「震災復興支援プロジェクト」で、災害トイレワークショップを実施しました。予想をはるかに上回る親子に参加していただき、1歳の女の子から小学生まで、幅広い年代の子どもたちとその親御さんに災害時のトイレについてワークショップ形式で体験していただきました。ダンボールを使ったトイレづくりや、断水しても家庭のトイレを有効に使う方法など、参加した親子はコミュニケーションをとりながら熱心に作業していました。このイベントについての報告は、明治大学ホームページからもご覧いただけます。

● 第19回ホームカミングデー「震災復興支援プロジェクト」、明治大学HParrow001_blue

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群馬県生涯学習センターで避難所運営について学ぶ社会教育実践研修

前橋市(群馬県)の群馬県生涯学習センターで『避難所運営ゲーム(HUG)で学ぶ、避難所運営の実際』をテーマとして、公民館や教育委員会、学校教職員に対する社会教育研修が行われ、市民を含めておよそ40名が参加しました。ワークショップやコミュニケーションに関する研修を受講された経験がある方も多く、参加者の方々はそれぞれの立場から積極的にゲームや議論に参加し、熱のこもった研修となりました。「うちの地域でも実践したい、どこで購入できるのか」といった質問も複数いただき、これからの地域での展開が期待される研修となりました。

同センターが発行する「生涯学習ぐんま」でも本研修が紹介されています。

 ○ 特集 課題解決支援事業 – 群馬県生涯学習センター 

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春日部市市民アカデミー教育講演会で防災講話

春日部市(埼玉県)が主催する市民アカデミーで、宮崎事務局長が教育講演会にて防災講話を行いました。『忘災(ぼうさい)から防災へ』を演題とし、繰り返しおきている日本の災害の歴史、自助・共助・公助の大切さ、防災教育の意義などについて、市民アカデミーのテーマでもある「人権」を取り入れながらの講義となりました。参加者からは「天災は忘れたころにやってくるという教訓を念頭に、日頃から防災について考えておきたい」「いざ災害が起こった際、地域で協力して助け合うことの重要さを再認識した」といった意見がありました。イベントの様子は春日部市ホームページよりご覧いただけます。

● 春日部市/市民アカデミーを開催(平成28年10月20日)arrow001_blue

【レポート】The防災教育~イマ、コレカラのスタンダード~を開催しました(2016.10.14-16)

img_24282016年10月14日(金)から16日にかけ、東京大学地震研究所で『The防災教育~イマ、コレカラのスタンダード』を開催しました。同イベントでは弊会が防災教育チャレンジプラン実行委員会と連携し、有識者らによるセミナーや防災教材の体験を主催したほか、今後の防災教育を考えるフォーラム・分科会、防災教育実践団体による報告会などが防災教育チャレンジプラン実行委員会によって行われました。

 

初日となる14日(金)は、弊会主催で『第1期防災教育指導者育成セミナー地震編』を開催し、50名以上が受講しました。全国から学校・大学の教職員など学校関係者、社会福祉協議会職員や自主防災会のメンバーなど、地域の防災に関わる方々が幅広く参加し、各講義を熱心に受講していました。

(平田直・弊会会長、東京大学地震研究所教授による講義の様子)

 

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小平市内の都立高校で防災講話

小平市(東京都)の都立高校で防災講話を行いました。同校での防災講話は本年で3年目(別法人での実施を含む)となります。出席した生徒による評価シートには「東日本大震災を経験し、私自身、あの災害のことは決して忘れない。いつでも同じ気持ちで災害と向き合っていくと思っていた。しかし、今日その思いは薄くなっていたと感じた。津波の映像や中学生の言葉を聞き「あ、現実にあったんだ」と改めて思い直したからだ。それは私だけではなく、みんな同じだと思う。」というコメントが寄せられました。地震や風水害が相次ぐ昨今、改めて地震・震災について学ぶ防災教育の大切さが伝わってきます。

都内の工業高校で災害トイレについての体験学習

都内の工業高校宿泊防災訓練で、災害トイレについての体験学習指導を行いました。同校での防災体験学習は2年目となりますが、本年度も昨年度に引き続き、最寄消防署が別プログラムを行うのと並行して実施しました。災害時のトイレについての説明を行った後、ダンボール等の限られた資機材でトイレを作る作業を体験してもらいました。工業高校生ならではのアイデアもたくさん出てきて、教員もおどろくほどしっかりとしたトイレもできました。

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(写真は昨年の様子です)