活動実績

学校事務職員の視点で考える防災教育、避難所をテーマに|横浜市

 

2018年8月23日(木)、横浜市内の公立学校事務職員を対象に「防災教育研修会」が行われました。学校事務職員の視点で防災教育の目的や、事務職員にできることを学ぶため、基礎講義や避難所運営ゲーム(HUG)を用いたワークショップを実施しました。参加者からは

避難所運営を実際に経験したことがなかったので、今後の災害に向けてイメージを形成することができました。ルールを示していくことと、避難者の要望を受け入れていくことのバランス、判断が難しかったです。グループで相談して結論を出すことができ、楽しかったです。

講義だけでなく、実際にシミュレートすることで自分ごとに考えられるし、とても新鮮な体験だった。ほかの参加者からの意見をもらいながら協力してできることはとても良いことだと思う。

といった意見がありました。

  

各地の大学職員向けに災害時初動対応演習、帰宅困難者や学生支援を考える|仙台市

 

2018年8月22日(水)、東北学院大学(宮城県仙台市)で開催された「2018学生生活支援研究会夏期合宿研究会」で、本協会の宮﨑事務局長が『大学における避難者・帰宅困難者対応図上訓練
~学生・職員・避難者の安全安心を確保する初動対応~』をテーマに講義・演習を担当しました。関東・関西などの大学からおよそ60名の職員が参加し、仮想の大学を想定した図面を用いて、帰宅困難者や学生支援について考える図上訓練を行いました。

宮﨑事務局長からは、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震発生直後に4つの大学で帰宅困難者支援に携わった経験から「当時と比較して災害支援がより身近になっています。これからの災害では滞留している学生が、率先して対応に協力を申し出ると考えられます。大学(職員)としてどのように学生の安全を確保し、協力していくか事前に検討してください。」といった説明がありました。参加者からは

◆ 実践的なシミュレーションを行うことで、課題が見えてきた。今後の対策に活かしたい。
◆ 自大学に持ち帰って他の職員と共有したい。学内での実施も検討したい。

といった意見がありました。

「そなエリア東京」で養護教員向け研修会|江東区

2018年7月31日(火)、東京臨海広域防災公園「そなエリア「京」で、埼玉県飯能地区の養護教員による研修会が行われ、本協会派遣講師が指導を担当しました。『災害に負けない心とからだを支える』をテーマに、実際の被災地支援での様子や、避難所での食事や衛生面の管理、トイレ対策、心のケアなどについて紹介し、ワークショップ「災害時のトイレアクションを考えよう」も実施しました。

<参考記事>

【終了】防災ゲームDay2018inそなエリア東京|7月7日(土),江東区

このイベントは終了しました

 

防災教育に関するゲームや教材を体験しよう!!

2016年、2017年に引き続き、東京臨海広域防災公園管理センター、本協会主催で防災体験学習施設「そなエリア東京」を会場に下記のイベントを開催します!さまざまな防災教育に関するゲームや教材を体験することができます。

小さなお子さんや親子連れの方はボードゲームやAR(拡張現実)、VR(仮想現実)を用いたゲームなどで楽しく防災を学ぶことができます。教職員・学校関係者、防災関係団体、行政関係の方など防災教育に関わる方々は、レクチャールームで行われる体験会で実際にゲームや教材を用いた指導方法などを学ぶことができます。

地震に関する特別講義や、防災ゲームコンシェルジュによる防災教育実践に関する相談対応なども行います。

【更新情報】

2018年6月05日(火)
 ・防災教材活用ガイドチャート、実践サポートシートを公開しました。
 ・防災教育プログラムづくりワークシートを公開しました。

2018年5月28日(月)更新
 ・体験会、展示の出展者一覧を掲載しました。
 ・チラシを最新版に更新しました。

 

◆イベント概要

名 称 : 防災ゲームDay 2018 in そなエリア東京

日 時 : 2018年7月7日(土) 10:00~16:00

会 場 : 東京臨海広域防災公園そなエリア東京(アクセス:ゆりかめも「有明」駅徒歩2分)
      アクセスマップ

内 容 : 防災ゲーム、教材、資料の展示及び体験型講座

参加費 : 無料

申 込 : 申し込みは不要です。体験会は先着順で2~30名が定員となります。

主 催 : 東京臨海広域防災公園管理センター、一般社団法人防災教育普及協会

協 力 : 防災教育チャレンジプラン実行委員会、災害救援ボランティア推進委員会 

後 援 : 東京都教育委員会、江東区

 

◆イベントチラシ(2018年6月6日更新)

防災ゲームDay2018出展一覧とタイムテーブルをダウンロード

 

 

◆体験会及び出展の一覧

(1)体験会 <10:00~16:00>2階レクチャールーム

・ぼうさいカルタ(法政大学チーム・オレンジ)
・津波からの避難計画検証+防災教育のための「キツネを探せ!体験講座」
 (一般社団法人子ども安全まちづくりパートナーズ)
・ダイレクトロード「内陸の町」(樋口貴洋・ゲーム開発者)
・ツクモル探検隊(ツクモル)
・ひなんくんれんゲーム(NPO北海道防災教育研究センター赤鼻塾)
・災害医療クエスト&災害医療タッチの利用方法(産業技術総合研究所)
・EVAG豪雨災害編(国土防災技術株式会社)
・復興まちづくりゲーム(東京大学大学院工学系研究科廣井研究室)
・防災×宝さがし(国土防災技術株式会社・RoundTable共同企画)

(2)展示紹介 <10:00~16:00>1階エントランス、2階踊り場ほか

・ラグーサ共和国(清水鉄矢・ゲーム開発者)
・そなえるドリル、そなえるカルタ(三菱地所レジデンス株式会社)
・VR避難体験(株式会社理経)
・MAPed Games(NPO法人高齢者住まいる研究会)
・減災アクションカードゲーム(東北大学グローバル安全学トップリーダー育成プログラム)
・このつぎなにがおきるかな(国土交通省)
・小中学生向けマイ・タイムライン~逃げキッド~ほか(下館川河川事務所)
・カンカン塔のみはりばん(TOA株式会社)
・気象庁ワークショップ「経験したことのない大雨 その時どうする?」(気象庁)
・<準備中>(中央大学チーム防災ほか)
・学校向け教材「トランプで学ぶ自助・共助・公助」(防災教育普普及協会)
・学校向け教材「避難誘導に協力しよう!」(防災教育普及協会)
・防災学習ツール(東京臨海広域防災公園)
・教科横断型の防災教育キット(神戸学院大学防災・社会貢献ユニット
・障がい者の災害対策チェックキット(国立障害者リハビリテーションセンター)
・災害情報&コミュニケーション演習-DICE(ダイス)-(災害救援ボランティア推進委員会)
・『被災』疑似体験ワークツール-SaTa-Sen(サタセン)-(みえ防災市民会議)
・逃げ地図ワークショップ(一般社団法人子ども安全まちづくりパートナーズ)
・減災まちづくりMAPワークショップ(東京大学工学部 廣井研究室)
・帰宅困難者支援施設運営ゲーム KUG(東京大学大学院工学系研究科廣井研究室)
・ジュニア向け災害医療教材「災害医療クエスト」(産業技術総合研究所)
・紙ぶるるほか「ぶるるくんのじこしょうかい」より(名古屋大学福和研究室)
・防災教育教材「避難行動訓練EVAG(豪雨災害編)」 (国土防災技術株式会社)
・災害対応カードゲーム教材「クロスロード」(チームクロスロード)
・防災すごろくゲーム「GURAGURA TOWN」(NPO法人プラス・アーツ)
・防災カードゲーム「なまずの学校」(NPO法人プラス・アーツ)
・防災カードゲーム「シャッフル」(NPO法人プラス・アーツ)
・避難所運営ゲーム「HUG」 (静岡県)
・災害状況イメージトレーニングツール「目黒巻」(東京大学生産技術研究所目黒研究室)
・学校向け教材「うさぎ一家の防災グッズえらび」(防災教育普及協会)
・学校向け教材「災害状況を想像する力を身につけよう」(防災教育普及協会)
・学校向け教材「災害時のコミュニケーションを学ぼう」(防災教育普及協会)
・学校向け教材「災害時のトイレアクションを考えよう」 (NPO法人日本トイレ研究所)
・幼児向け防災教育用カードゲーム「ぼうさいダック」(一般社団法人日本損害保険協会)
・小学生向け防災教育プログラム「ぼうさい探険隊」(一般社団法人日本損害保険協会)
・防災教育教材『カードで学ぶ非常持出袋』(神戸学院大学防災・社会貢献ユニット )
・iPad防災教育アプリ「スキナのセレク島」シリーズ(パステルハートプロジェクト)
・「地域における防災教育の実践に関する手引き」(内閣府防災担当)
・東京防災及び防災ノート小学校~高校版(東京都)

 

◆専門家による特別講義&防災ゲームコンシェルジュ

当日は防災ゲームや教材、プログラムの体験に加えて専門家による特別講義や防災ゲーム、教材、プログラムに関するコンシェルジュカウンターの設置を行います。防災ゲームや教材をより有効に活用するための知識習得から気軽な相談まで対応します。

 

(1)特別講義 <12:45~13:15>

『首都直下地震に関する短時間の特別講義です。』

講師 : 一般社団法人防災教育普及協会会長・東京大学地震研究所教授
     平田 直

※席に限りがございます。

 

(2)防災ゲームコンシェルジュ <終日>

『実施環境や実践上の課題に応じて、オススメの防災ゲームや教材を紹介します。』

コンシェルジュ : 一般社団法人防災教育普及協会事務局長・防災教育コーディネーター
          宮﨑 賢哉

※ご相談は先着順に承りますが、対応にお時間をいただく場合もございます。
※当日、展示・紹介していないゲームや教材についてのご相談も承ります。

当日、コンシェルジュカウンターで配布する各種資料は、事前にダウンロードして当日お持ちいただくことができます。より詳しく相談したい方はご活用ください。

 

【教材】自由に使える防災教育教材「避難誘導に協力しよう!」を公開

 

 本教材は、主に中学生以上を対象とした防災教育教材です。

 参加者は地震が発生した仮想の街に住む中学生となり、校内図面と周辺地図を用いて、様々な避難者の誘導に協力します。具体的で自由度の高いシナリオとリアルな「仮想の街」の地図、教材用に区分けがしやすい校内図面などを用いることにより、どんな場面でも扱えるプログラムになっています。なお、同プログラムで使用する教材集(下記)は、無償で提供しています。

 一部を除き改変・再利用等も自由ですので、各校各地域の実情に応じてご活用ください。

 ◆指導用スライド(PowerPoint形式)編集可
  (ダウンロードフォルダ内のURLからダウンロードしてください)
 ◆児童生徒用説明資料(Word形式)編集可
 ◆訓練用シナリオ(Word形式)編集可
 ◆座標付き学校間取り図(PDF形式)

※ダウンロードした.zipファイルを解凍し注意事項をご確認ください。

都立特別支援学校で福祉避難所を想定した講義演習|日野市

 

2017年12月26日(火)、都立七生特別支援学校(日野市)で本協会派遣講師が『福祉避難所運営の課題と対策』をテーマに講義と演習を行いました。

講義では東日本大震災や熊本地震での事例、基本的な防災対策と、初動対応の流れについて紹介しました。演習では実際の学校図面を用いて、施設利用ルールや24時間以内の初動対応事項について各班で検討した後、避難者が集まってくるという想定でシミュレーションを行いました。

 

  

 

まとめでは講師から「特別支援学校の先生方は、日常的な経験から災害時の様々な問題にも対処できますが、対処できることが負担の集中にもつながります。地域や保護者、支援団体と連携し、負担を抑えられる仕組みや備えが必要です。」と伝え、管理職の先生からは「先生方のポテンシャルの高さを感じた。心強いが、先生方が倒れないようにしていくのが私たちの務めです。」とコメントがありました。

参加者からは「切迫感を持って、具体的に考えることができた」、「この先生がこんな意見を言うのか!という新しい発見があった」といったコメントがありました。

【定員締切】第3期防災教育指導者育成セミナー地震対応編|2月18日(日)文京区

本セミナーは2018年1月10日をもって定員となりました。

本協会では防災教育普及事業として、防災教育指導者育成を目的としたセミナーを定期的に開催しております。これまでに地震編、気象編を開催し、多くの皆さまにご参加いただきました。第3期セミナーでは、地震対応をテーマとし東京大学地震研究所の共催で開催いたします。

地震防災教育の基本から取り組まれている事例、それに伴う教材紹介まで幅広く学べるセミナーとなります。防災教育指導に関心のある皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

===【実施概要】===

1.名称 「第3期防災教育指導者育成セミナー地震対応編」

2.日時  2018年2月18日(日) 10:00-16:00

3.場所  東京大学地震研究所 1号館2階セミナー室
アクセスマップ

4.主催等 主催:一般社団法人防災教育普及協会
共催:東京大学地震研究所

5.資料代 3,000円(2017年度年会費納入済みの本協会会員の方は無料です)

【 非会員の方 】
期日までに入会をご希望のうえ、セミナーへの参加をお申し込みされた方には本セミナー及び今年度実施のセミナーの資料代・参加費等を無料とさせていただきます。

6.参加申し込み方法(2018年1月31日(水)まで)

参加申込フォーム をクリックして必要事項をご入力ください。募集要項 受講申込書 によりお申込みいただくこともできます。受講申込書は郵送またはFAX(03-3556-8217)にてお送りください。

7.修了証の発行

セミナーを修了された方には該当するテーマに関する「修了証」を発行します。

8.内容

10:00-10:10 開会挨拶、事務連絡

第1部 実践・事例編

10:10-11:30 地震対応の防災教育に役立つ教材とプログラム体験

防災教育普及協会事務局長 宮﨑 賢哉

11:30-12:10 都立高校での地震防災教育の実践事例

東京都立練馬高等学校教諭 正木 成昭

12:10-13:10  昼食・休憩、意見・情報交換

第2部 理論編

13:10-14:20 新しい「南海トラフ沿いの大地震の評価と防災体制の方針」
を踏まえたこれからの地震防災教育』

         東京大学地震研究所教授 平田 直

14:20-14:30 休憩

14:30-15:40 「首都直下地震と都市防災」
~地震火災対策と帰宅困難者対策に焦点を絞って~

東京大学大学院工学系研究科准教授 廣井 悠

15:40-15:50 閉会挨拶

防災教育普及協会会長/東京大学地震研究所教授 平田 直

15:50-16:00 事務連絡、修了証授与

9.問い合わせ

一般社団法人防災教育普及協会(担当:宮﨑・小野・橋本)

〒102-0073

東京都千代田区九段北1-15-2 九段坂パークビル3F

  TEL.03-6822-9903 FAX.03-3556-8217 Email:seminar(at)bousai-edu.jp

===【広報資料】===

ご関係の皆さまへのお知らせ等でご活用ください。

▶ 第3期防災教育指導者育成セミナー地震対応編チラシ