教材・事例紹介

【事例紹介】中学校2学年地理的分野『自然災害と防災』公開授業(北海道)

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1 概要

ご担当:札幌市立八軒東中学校 東海林 裕子 様
連絡先:TEL.011-643-5050
実施日:2015年6月26日 13:40~14:30
内 容:中学校2学年地理的分野『自然災害と防災』


本記事は下記のフォーマットに従い、ご担当の先生からご提供いただきました。
★皆さまの防災教育実践事例をお寄せください★

事例紹介フォーマット(MicrosoftWord2013)

 

2 準備の段階

実施(依頼の経緯)
 札幌市教育センター専門研修の講師として、授業を依頼されました。主に中堅教員を対象とした教科教育研修コースは、授業の主張を明確に魅力ある授業づくりが主題です。10年研修の教員が参観のほとんどでした。

 

3 実践の段階

実施した内容
2学年地理的分野『自然災害と防災』
 現行の指導計画では、1時間扱いで考えていましたが、今回はあえて自然災害の概要1時間、防災に関する学習1時間と分割構成しました。「こんな時、あなたならどうする?」という問いかけのもと、在宅中に地震に見舞われ、単独で自宅を離れる場合を想定し、非常持ち出し袋に入れるものを個別で考えさせるのが最初の活動、その案を持ち寄って班で決定案を検討するのが第二段階目の活動です。
 とっさに考えたものがはたして適切かどうか、他者の意見を聞き入れることを目的としています。個別、集団の学習活動を通し、最終的に持ち出すものとして必要だと感じたものをまとめました。「自助」を中心に展開した授業です。

授業中や事後の生徒の反応
 非常持ち出し袋を持参し、自宅を離れる時間を3分と設定し、その時間内に個別で考える学習では臨場感がありました。その成果が目で見えるように付箋に書かせ、机上に貼り付けたことも、自らの成果を目で確かめることができ、効果的でした。自分たちが考えもしなかったものを持ち出そうとしている発表内容、「これは避難所で配られるだろう」と予想した意見。自助に留まらず、「公助」の説明までつなぐことのできた発表会でした。

 

4 継続の段階

課題に感じたこと
 第一の目標であった「自分の身は自分で守る」という理念は定着し、「自助」が成立して初めて「共助」につながることも認識することができていました。実践した日は「持ち出すものをまとめておこうと思う」という感想が多かったのですが、一週間後ワークシートを改めて記入させた結果、やや意見に変化が見られました。
 やろうという意欲を継続させるはたらきかけが重要だと感じました。

ワークシート:アンケート部分回答数 32名(2年2組 6月26日公開授業実践学級)
● 非常持ち出し袋を用意しようと思いましたか。
    はい 29名   いいえ  3名 
● 家族と防災について話してみようと思いますか。
    思う 20名   思わない 7名   どちらともいえない 5名

他の学級でも同実践を行い、回答もほぼ同数でした。その場限りの盛り上がりにならず、常に防災の意識を持たせることの大切さと難しさを痛感しました。

これからの期待や展望
 外部の研修会にも積極的に参加し、札幌市の防災、地域防災に目を向けていきたいです。避難訓練の方法なども今回の授業同様、想定場面に応じた防災に取り組めるようなプログラムを教職員が学ぶ機会が設けられればと思います。 

【事例紹介】県立高校保健委員会で避難所の安全衛生を学ぶ(山梨県)

1 概要

 今回の事例紹介は、防災教育の研究指定校として指定されている県立高校の保健委員会で行われた事例です。保健養護の先生が中心となって、避難所における安全衛生をテーマとした防災教育に取り組みました。本記事は下記のフォーマットに従い、ご担当の先生からご提供いただきました。
★皆さまの防災教育実践事例をお寄せください★

事例紹介フォーマット(MicrosoftWord2013)

 

2 準備の段階

実施(依頼の経緯)
 本校は、今年度防災教育の研究指定校となっております。保健委員会でも、緊急時や災害時に積極的に活動できるような生徒になって欲しいと思い、研修会を考 えておりました。また、毎年学校保健委員会で生徒と保護者向けに講演会を行っています。今年度は防災教育にからめた講演会を考えていました。色々調べてい く中で、こちらのHPにたどり着き、生徒自身が参加しながらできる講演会がとても良さそうだったので、依頼しました。

 

3 実践の段階

実施した内容
 講師の方にHUG(注:静岡県が開発した一般住民向けシミュレーション教材「避難所運営ゲーム」のこと)を使い、ご指導いただきました。

授業中や事後の生徒の反応
 年度初めから、保健委員会の生徒には「自分自身が動けるような人間になろう」と伝えてきました。今回の講演会のアンケートでは「非常にいい経験になっ た」と全員が肯定的な意見を出しています。ただ、まだ実施直後であり、目に見えてわからないので事後学習会を行おうかなと考えております。

 

4 継続の段階

課題に感じたこと
 本当は、3時間みっちりしていただくとよりいい経験になっただろうと思いつつも、現実的には90分でいっぱいいっぱいだと思いました。また、すぐに忘れてしまうことや現実でフィードバックする機会が現時点でないことも課題です。いかに記憶に残していくかが課題です。

これからの期待や展望
 楽しく実施できたので、これをもとに全校につながり、全校生徒が学べるような場を提供したいと考えました。

授業中の写真

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全国の防災教育実践を支援「防災教育チャレンジプラン」

防災教育チャレンジプランとは・・・

なぜ今、防災教育チャレンジプランなのかー

日本はかつてより世界有数の災害大国であるといわれてきました。
そしてこの21世紀も、日本をたくさんの災害が襲うと考えられます。
災害に立ち向かうためには、私たちひとりひとりの防災力を高め、強くなれる社会を目指し、実現することが必要です。そして21世紀の災害に立ち向かうのは、今の子どもたちです。
災害に見舞われたとき、自分自身を守りお互いに助け合っていける力を今から育む防災教育が、この国の将来にとって不可欠なのです。
防災教育が行われる場所は、学校だけではありません。
地域、家庭が協力し合い、防災教育を推進し取り組むことが大切なのです。

私たちは、次の世代を担う子供達を中心とした家庭や地域の防災に関わる能力の向上を図ることにより社会全体の防災力を向上させることを使命として防災教育を多くの人々に紹介し、実践してもらうよう、以下のような取り組みを進めます。

●「防災教育チャレンジプラン」を通じ、防災教育の新しい試み、アイディアによる活動を支援します。
●防災教育に取り組む個人、団体の交流の場をつくり、知恵や情報の共有、取り組みの活性化を行います。
●防災教育を推進する個人や団体とともに、防災教育の輪を広げ、個人個人や地域における防災力の向上に努めます。

(防災教育チャレンジプランホームページより)

▶防災教育チャレンジプランホームページ   http://www.bosai-study.net/top.html

 

全国の防災教育実践をサポート

防災教育チャレンジプランの特徴は、全国の防災教育実践、特に初めて(または、新しい取り組み)にチャレンジしようとする団体を助成金だけでなく、専門家や有識者の継続的なアドバイスによってサポートしている点です。

過去の実践団体(チャレンジプラン採択団体)は こちら のページからご覧いただけます。

 

実践団体によるプログラム等を公開

防災教育チャレンジプランでは、採択団体による防災教育実践事例を幅広く公開しています。

こちら のページからアクセスしていただき、検索することができます。

 

防災教育実践に役立つリンク集も豊富に掲載

下記ページには防災教育実践に役立つリンク集が数多く掲載されています。

▶防災教育実践に役立つリンク集

http://www.bosai-study.net/link/index.html

 

防災教育チャレンジプランは、防災教育にチャレンジする(継続するというチャレンジも含めて)方々を積極的にサポートしています。毎年、チャレンジプラン採択団体を募集していますので、興味のある方はぜひご応募ください。

避難所運営ゲーム(HUG)研修・授業実施のポイント

本記事は静岡県が開発した教材「避難所(H)運営(U)ゲーム(G)」を用いた研修会、授業を実施するにあたってのポイントをまとめたものです。実施の環境や条件によって適切な実施方法などは異なる場合がありますので、予めご了承ください(2015年5月現在)。


避難所運営ゲーム(HUG)について

◯ 避難所(H)運営(U)ゲーム(G)、一般住民向けシミュレーション型訓練。
◯ 目的:避難所で起き得る状況の理解と適切な対応を学ぶ。
◯ 概要:ある市の避難所運営を任されたという想定の下で、次々にやってくる避難者の状況や要望を考慮しながら、迅速かつ適切に対応する術を学ぶゲーム様式の教材。
◯ 配役:進行役1名、プレーヤー最大9名/班程度(うち記録係1名、発表担当1名など)。

▶ 静岡県地震防災センターホームページ(教材購入もこちらから)

   

研修・学習目標の考え方

HUGを使った研修や授業をより効果的にするための、研修・学習目の考え方についてご紹介します。具体的に設定したほうが指導者の方も参加者も理解しやすいかと思いますが、実施環境や参加者の状況に合わせてご検討ください。

児童生徒対象「避難生活や平時の備えについて考えるきっかけとして」

児童生徒が保護者や教職員と共に、避難者として避難所運営に関わることも考えられます。HUGを使うことで避難所運営や避難生活にどんな難しさがあるか、自分たちに何ができるか、普段からどんな備えをしておいたらよいかといった点について、具体的に考えるきっかけをつくることができます。

教職員対象「マニュアルのチェックや施設利用方法の検討手段として」

学校独自の、あるいは市区町村等から出された「避難所運営マニュアル」などがある場合は、HUGを使うことでマニュアルに記載された通りの運営ができるかどうかを確認することができます。とくにマニュアルなどが整備されていない場合は、どの施設・教室を何のために開放するのかなどを検討するための手段としても有効です。

自治体職員対象「避難者の特性に配慮した運営方法を考える」

HUGのカードには様々な避難者が想定されています。乳幼児や妊産婦、高齢者、障害者、外国人、傷病者や遺児なども含まれています。自治体職員として公平・平等の考え方は大切にしながらも、配慮が必要な方にはどのように対応したらよいのかを限られた時間で考え、話し合うことで、その後のマニュアル作りや既存のマニュアルの改善などに活かすことができます。

自主防災組織対象「住民主体の避難所運営を学ぶ機会として」

避難所の運営主体は、自治体職員や施設職員(学校教職員や、体育館の指定管理者等)ではなく、あくまで住民(避難者)主体である、というのが原則です。とはいえ、施設を利用する以上は、何でもかんでも住民(避難者)で決めてよいというわけでもありません。もし施設でマニュアルが作成されていれば、それを用いて研修を行うことがよいでしょうし、作成されていなければ、住民目線で実施した結果について施設の方と共有し、実践的なマニュアルづくりにつなげていく、といったこともできます。

   

所要時間と定員の目安

2時間から3時間程度を推奨します(教材の使い方を簡略化すれば45分程度でも可能です)。定員については教材さえあれば多くても少なくても、それほど影響はありません。講師や指導員が1名の場合、全体を細かくチェックできるのは50人くらいまででしょうか。550人以上で同時に行う場合は、補助的な指導員やサポートスタッフを用意するなどの工夫が必要な場合もあります。

   

実施環境と使用備品

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島形を作り、1班5〜7人くらいで行います。机は学校等にある長机を2〜3つ合わせたくらいがちょうど良いです。説明や指導、状況付与でプロジェクターや黒板を使用する場合もありますので、配置は下記イラストのようにすると参加者が見やすくなります。HUGの教材セットのほか、水性マーカーや付箋紙などもあると作業で役立ちます。

   

事前準備のチェックポイント

HUGを実施する前に行う事前準備のチェックポイントを整理してみました。必要な項目を確認していただくと、スムーズに運営できます。

◇ 日時や会場は問題ありませんか。

・2時間~3時間の実施時間は確保できていますか。
・2時間以下の場合は講師や指導員の方と、詳しく打ち合わせることをお勧めします。
・会場は可動式の机、椅子になっていますか。
・プロジェクターやスクリーン、ホワイトボードなどは使えますか。
・1班は5~7名くらいとして、班の机は長机2~3つくらい必要です。
・レイアウトは参加者から講師や指導員、スクリーン等が見やすくなっていますか。

◇ 教材や資料は用意していますか。

・HUGのカードセットや間取り図のデータは講師から借用するか購入しておきます。

◇ 避難所運営マニュアルやガイドラインはチェックしましたか。

・自治体や学校でマニュアルやガイドラインを発行していたらチェックしておきます。
・講師、指導員を外部に依頼している場合は、マニュアル等の情報を共有しておきます。
・とくに作成されていないようであれば、ぜひこの機会に作成を検討してみてください。

   

実施内容について

こちらで紹介する内容は教職員や地域住民向けの実施内容です。

手順

1.進行役が避難者の情報等が書き込まれたカードや、何らかの事態発生を知らせるカードを読み上げる。【実際に避難者が来たと想定してください】

2.プレーヤーは読み上げられた情報に基づき、避難者カードの場合は、配置を決め、その場所にカードを置く(図参照)。事態発生への対応も決定する。

3.進行役は、プレーヤーに時間的余裕を与えることがないように次々にカードを読み上げる。

4.ゲーム終了後、避難者の配置や事態対応の是非について話し合い、よりよい避難所運営方法を学ぶ。


(図1 HUGカードと各種図面の使用例)

演習の前提条件(一般的な例、首都圏)

▼地震発生:[ 季節 ]の [ 平日・祝祭日 ] 、[ 午前・午後 ]、[ 時間  ]。この地区では一部で最大震度7を観測。

▼生徒は不在の想定、数名の教職員が初動対応にあたっている。

▼参加者は発災から [ 時間 ]後に集まった、住民や教職員(管理職)、自治体職員等の立場になります。

▼同じグループの人は、いちはやく学校に到着したつもりで、次々にやってくる避難者の状況や要望を考慮しつつ対応する。突発事態にも対応する。

▼任された避難所:学校が避難所になったと想定します。管理職や他の教員は出勤しておらず、自治体担当職員も駆けつけることができない状況(つまり、規定のリーダーは不在の状況)と考えてください。

▼カードの大きさは、ほぼ避難者1人分の面積に相当します。避難者をどこに割り当てるか決めて、そこに置いてください。自動車やペットなどは、ポストイットに記入して貼付するか、別添シートに直接記入してください。

▼記録係は質問への回答や、とった対応、出てきた疑問や意見等を記入してください。

その他、細かな設定は各グループで決めていただいて結構です。

避難所となる学校・地域の状況設定例

  • 電気:停電しており、復旧の見通しはたっていない。
  • ガス:供給が停止されている。
  • 水道:断水している。
  • 電話:携帯電話は輻輳でかからないが、メールは使える(遅れる)。学校の職員室に設置してある電話は災害時優先回線で地震時でも使える状態。
  • トイレ:水が流れない、出ない。
  • 被害:体育館や教室等、校内に大きな被害はない。一部の教室ではガラスの破損などが見受けられた。
  • 備蓄品:(実際に参加者の所属校で用意されているものがあればそれを参考)

HUGをはじめる前の説明事項例

  • 役割(リーダー、記録役、進行役)を決めてください。
  • A4の教室用紙は使っても使わなくても構いません。
  • 中学校や高校の場合は教室を3年生までとし、校内図で4年生以上の教室を使わないようにしてください。
  • ポストイットは状況への対応やメモ、記録にご利用ください。
  • 記録役は状況への対応結果を適宜記録してください。
  • リーダー以外の役割は交代しながら進めてください。
  • カードは重ねて置かないでください(1人1枚のスペースを確保)。

HUG研修実施後の指導ポイント例

HUGで学ぶこと:起きる状況の理解と適切な対応を考える

時間経過とともに、避難所の役割も変化します。HUGは、初期の避難所運営に関わる問題を理解してもらうための教材です。事前の避難所運営マニュアルの作成、検証、訓練が重要です。

  • 避難所の開設は誰が行うか。
  • 受付の設置、避難者リストの作成、被害まとめをどうするか。
  • 避難者の適正配置、スペース確保ができるか。
  • 屋外避難希望者等への対応ができるか。
  • 食事や飲料水、毛布等の提供はどうするか。
  • 傷病者対応や救助要請への対応はどうするか。
  • 救援物資の要請と管理方法をどうするか。
  • 情報提供や注意事項の伝達ができるか。
  • 避難所運営ルールの取り決めはできるか。
  • 避難所の環境整備等をどう行うか。
  • 市災害対策本部との連絡、要請と対応はどうするか。
  • ボランティアやマスコミへの対応はどうするか。
  • 避難所運営本部の設置と組織化をどうするか。 など

振り返り

HUGの実施後、できれば15分~30分ほど振り返りの時間をとります。「どんな課題、気付きがあったか」や「どんな備えや行動が求められるか」といった点について、参加者同士で話し合ってもらうと、様々な意見が出てきます。できる限り具体的な課題、対策を挙げてもらうようにするのがポイントです。

HUG実施時のまとめ(例)

小学校、中学校、その他の一部施設は避難所として市区町村から指定されてはいるものの、あくまで教育等のための場であり「生活の場」として考えられている施設ではありません。その施設としての第一義的な役割、学校であれば「児童生徒や教職員の安全・安心」等が揺らぐような体制や運営を避けるためにはどうしたらよいのかを考え、備えておくことが必要です。 また、本来はなるべく避難所で生活してなくてもよいことが重要(在宅避難=家屋が無事であれば、ライフラインが断絶していても生活できる備えをする)なので、避難所運営そのものだけでなく、平時の備えについても考えられるような”まとめ”が求められます。

Point 災害時における学校の役割

  • 児童生徒と教職員の安全確保
  • 自宅等で生活できない近隣住民や帰宅困難者のための避難所(一時避難先)
  • 学校に避難していない「自宅(在宅)避難(被災)者」も含めた、生活支援・生活再建の拠点

Point 運営ルールと生活ルール

  • 運営ルールとは、施設のどの場所を何のために使うかなど、予め決めておくことができて、なるべく変更しなくてもよいルールのことです。マニュアルなどで具体的に定めておき、地域住民や施設管理者(学校教職員等)が共有しておくことが重要です。
  • 生活ルールとは、避難してきた住民(避難者)や施設管理者が、その避難所の状況に合わせてつくる避難生活上必要なルールのことです。避難者数や被害状況により変化しますので、柔軟に作成または更新し、その都度関係者全体に周知徹底することが重要になります。

 

フィードバック(評価)

振り返りシートやアンケートなどで、研修や授業についてのフィードバックや評価を確認できると、次につなげることができます。振り返りで出てきた課題や気付き、対策などはマニュアルや今後の防災対策全般にも活用できる情報ですので、なるべく文面で残してもらえるようにします。

[参考動画:発災直後の避難所における要援護者トリアージ]

※映像につきましては 武蔵野地域防災活動ネットワークCOSMOS/日本赤十字看護大学 へお問い合わせください。