教材・事例紹介

【事例紹介】県立高校保健委員会で避難所の安全衛生を学ぶ(山梨県)

1 概要

 今回の事例紹介は、防災教育の研究指定校として指定されている県立高校の保健委員会で行われた事例です。保健養護の先生が中心となって、避難所における安全衛生をテーマとした防災教育に取り組みました。本記事は下記のフォーマットに従い、ご担当の先生からご提供いただきました。
★皆さまの防災教育実践事例をお寄せください★

事例紹介フォーマット(MicrosoftWord2013)

 

2 準備の段階

実施(依頼の経緯)
 本校は、今年度防災教育の研究指定校となっております。保健委員会でも、緊急時や災害時に積極的に活動できるような生徒になって欲しいと思い、研修会を考 えておりました。また、毎年学校保健委員会で生徒と保護者向けに講演会を行っています。今年度は防災教育にからめた講演会を考えていました。色々調べてい く中で、こちらのHPにたどり着き、生徒自身が参加しながらできる講演会がとても良さそうだったので、依頼しました。

 

3 実践の段階

実施した内容
 講師の方にHUG(注:静岡県が開発した一般住民向けシミュレーション教材「避難所運営ゲーム」のこと)を使い、ご指導いただきました。

授業中や事後の生徒の反応
 年度初めから、保健委員会の生徒には「自分自身が動けるような人間になろう」と伝えてきました。今回の講演会のアンケートでは「非常にいい経験になっ た」と全員が肯定的な意見を出しています。ただ、まだ実施直後であり、目に見えてわからないので事後学習会を行おうかなと考えております。

 

4 継続の段階

課題に感じたこと
 本当は、3時間みっちりしていただくとよりいい経験になっただろうと思いつつも、現実的には90分でいっぱいいっぱいだと思いました。また、すぐに忘れてしまうことや現実でフィードバックする機会が現時点でないことも課題です。いかに記憶に残していくかが課題です。

これからの期待や展望
 楽しく実施できたので、これをもとに全校につながり、全校生徒が学べるような場を提供したいと考えました。

授業中の写真

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