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小中学校教員研修で模擬授業を通して理論と実践伝える

8月24日に東京都東村山市で約560名、翌25日は埼玉県加須市で約70名の小中学校教職員を対象とした防災教育研修会が行われました。

8月24日午前は小学校教員を対象として『助け合う防災教育〜学校・家庭・地域のつながりをつくる〜』をテーマに講義と模擬授業を行いました。防災ゲームについて学ぶ教材を用いて、実際に男女2名ずつの先生に「小学校3年生」の気持ちになってご協力いただき、舞台上で防災グッズえらびを体験してもらいました。

 

午後は中学校教員を対象とし、アクティブ・ラーニングを強く印象づける「災害状況を想像する」ワークシートを用いた模擬授業を行いました。前提となる知識や思考力も必要であること、指導者がどう学びに結びつけるかが重要であることなどを、質疑応答も交えてお伝えしました。

翌日8月25日は小中学校教職員合同で行われました。前半では小学校向けに防災用語が書かれたカードを用いたゲーム、後半は中学校向けに前述のシミュレーションワークを体験していただきました。

 

講義部分では、災害から守りたいものや当たり前の日常に向き合う大切さ、助けられる側から助ける側へという意識付け、防災教育は先生(学校)・保護者やPTA(家庭)・防災組織や住民(地域)との連携が重要であるといった点についてお話しました。

学校・家庭・地域が連携した『地域における防災教育の実践』については、下記の記事でも詳しくご紹介していますので、併せてご覧いただければ幸いです。また、研修で使用した教材についてもご希望の方にはデータで提供しております。お気軽にお問い合わせください。

 

 ● 防災ミニ講座「地域における防災教育の実践」 – 災害救援ボランティア推進委員会

 ● 資料提供希望はこちらから – お問い合わせフォーム

(宮﨑賢哉)