活動実績

「音の防災シアター」に幼児・低学年児童と保護者が参加、音への関心育む

2017年9月9日(土)、東京臨海広域防災公園管理センター・TOA株式会社と共催で、音の防災シアター「カンカン塔の見はり番」そなエリア東京公演を実施しました。イベント及びカンカン塔のみはりばんの概要については イベント情報ページ  をご覧ください。

イベントには乳幼児から小学生、知的障がい当事者の方とご家族などおよそ70名が参加し、満席となりました。

 

カンカン塔の見はり番は人形劇となっており、参加者はキャラクターの親子と一緒に、村人にいろいろなことを知らせるための『音』を学びます。火事や大雨など「危険」を知らせる音だけでなく、様々な音があること、「いつもと違う音」が聞こえたら、耳をすましてしっかりと音を聞くこと、どうすればいいか考えることなどが楽しく、分かりやすく紹介されました。

 

「カンカン塔の見はり番」は、音に対して恐怖感や抵抗感を抱かせることなく、「音に注意・関心をもつこと」、「聞いたことがないから何もしない、考えないのではなく、どうすればいいか考えること」など、特に幼児や小学校低学年児童への防災教育にとって重要な内容が含まれたプログラムとなっています。

学校・地域での公演につきましては、下記の公式サイトからTOA株式会社様へご相談ください。「音の防災教育」につきましては、TOA株式会社様と連携して弊会でも実施にご協力しますので、お気軽にご相談ください。

 ○ カンカン塔の見はり番 – TOA株式会社

小中学校教員研修で模擬授業を通して理論と実践伝える

8月24日に東京都東村山市で約560名、翌25日は埼玉県加須市で約70名の小中学校教職員を対象とした防災教育研修会が行われました。

8月24日午前は小学校教員を対象として『助け合う防災教育〜学校・家庭・地域のつながりをつくる〜』をテーマに講義と模擬授業を行いました。防災ゲームについて学ぶ教材を用いて、実際に男女2名ずつの先生に「小学校3年生」の気持ちになってご協力いただき、舞台上で防災グッズえらびを体験してもらいました。

 

午後は中学校教員を対象とし、アクティブ・ラーニングを強く印象づける「災害状況を想像する」ワークシートを用いた模擬授業を行いました。前提となる知識や思考力も必要であること、指導者がどう学びに結びつけるかが重要であることなどを、質疑応答も交えてお伝えしました。

翌日8月25日は小中学校教職員合同で行われました。前半では小学校向けに防災用語が書かれたカードを用いたゲーム、後半は中学校向けに前述のシミュレーションワークを体験していただきました。

 

講義部分では、災害から守りたいものや当たり前の日常に向き合う大切さ、助けられる側から助ける側へという意識付け、防災教育は先生(学校)・保護者やPTA(家庭)・防災組織や住民(地域)との連携が重要であるといった点についてお話しました。

学校・家庭・地域が連携した『地域における防災教育の実践』については、下記の記事でも詳しくご紹介していますので、併せてご覧いただければ幸いです。また、研修で使用した教材についてもご希望の方にはデータで提供しております。お気軽にお問い合わせください。

 

 ● 防災ミニ講座「地域における防災教育の実践」 – 災害救援ボランティア推進委員会

 ● 資料提供希望はこちらから – お問い合わせフォーム

(宮﨑賢哉)

【終了】音の防災シアター「カンカン塔のみはりばん」inそなエリア東京

このイベントは終了しました。

 

平成29年9月9日(土)、東京臨海広域防災公園・弊会共催で「音の防災シアター」を開催します。シアターはTOA株式会社・NPO法人子どもとアーティストの出会いが実施しているもので、音をテーマとした防災人形劇です。

幼稚園~小学校中学年を対象としていますが、音をテーマにした防災教材は珍しく、関東圏での上演は貴重な機会となります。

一般の方や防災関係者の方もお気軽にご来場ください。

 

(参考リンク)
 ・カンカン塔のみはりばん – TOA株式会社

 

以下、東京臨海広域防災公園ホームページ からの転載です。


そなエリア東京に人形劇がやってくる!!

劇のテーマはズバリ“音”!
災害時に重要なのは情報をいち早く知ること!
警報などの危険をしらせる音について、みんなで楽しく考えてみよう!

TOA人形劇広報用写真1

【日時】9月9日(土) 1日3回公演
 11:00~/13:00~/14:00~

【参加費】無料

【場所】2Fレクチャールーム

【共催】一般社団法人防災教育普及協会

【協力】災害救援ボランティア推進委員会

埼玉県内コミュニティスクール指定校で教員と住民の合同研修

埼玉県から「コミュニティスクール」として指定されている、本庄市内の中学校で職員研修を行いました。教員だけでなく、教育委員会、PTA、自治会長さんなど約50名が参加され「学校・家庭・地域の連携よる災害に強い地域の輪」について、講義・演習を行いました。

演習では避難所運営ゲーム(HUG)の図面を学校オリジナルのものにアレンジしていただいたものを使用しました。参加された先生からは「実際の学校の図面を使うとリアリティが違う」、「マンホールトイレなど、教員でも場所が分かっていない場合もあり、よい機会になった」とお声がけいただきました。

研修の様子は、平成29年8月25日(金)の埼玉新聞県西・県北版に掲載されています。紙面をご覧になりたい方は事務局までお問い合わせください。

  

(宮﨑賢哉)

「総合的な学習の時間」単元づくりで防災教材・事例紹介

千葉県八千代市内の小学校で、教育センター主催による「総合的な学習の時間」単元づくりについての研究会が行われました。『生命の大切さを考える防災活動』をテーマに、防災とは何か、災害と防災対策の基本、防災活動での要点等についてご紹介しました。

また、新学習指導要領を踏まえた防災教育の展開と「主体的・対話的で深い学び」につながる、防災教育教材について模擬授業を行いました。使用した教材は、NPO法人日本トイレ研究所さんが作成した『災害時のトイレアクションを学ぼう!』と、NPO法人高齢者住まいる研究会さんが作成した『まちのBOSAIマスター』です。

各教材の資料及び学校教育での使用方法等につきましては、弊会でもご紹介しておりますのでお気軽にお問い合わせください。

(カードを使った防災ゲームで用語・知識を覚えてもらう)

(トイレの問題を通じて要配慮者への支援やアクションを考える)

養護教諭研究会でワークショップ、避難所での対応を考える

埼玉県内の養護教諭研究会主催研修で、避難所運営ゲーム(HUG)を用いたワークショップを実施しました。新潟県中越大震災、東日本大震災、平成28年熊本地震等での事例を示しながら、避難所での課題や養護教諭に求められる備え・対応などについてご紹介しました。

養護教諭は各校に1~2名しかいないことに加え、学校が避難所になった場合は衛生上の課題もさまざまです。全てを養護教諭だけで対応することは難しいため、事前に防災教育として災害トイレ・食と栄養・睡眠の確保について伝えておくなど対策の要点をご紹介しました。

(担当:宮﨑)

セーフスクール認証準備校で防災知識を学ぶカードゲーム実施

豊島区内の中学校でオリジナルの防災教育教材『防災用語をカードで楽しく覚えよう!』の東京版を実施しました。同教材は、高齢者住まいる研究会様[外部リンク]のアイデアとご協力によって作成した、誰もが楽しみながら学べるカードゲームです。なお、ご希望の方には同教材の指導計画例や資料をご提供しておりますので こちら からお気軽にお問い合わせください。

豊島区は『セーフコミュニティ[外部リンク]』に認証され、区内の小中学校でも積極的に防災・安全教育に取り組んでいます。今回、ご担当させていただいた区立池袋中学校はISS(International Safe School)認証推進校[外部リンク]として、様々な取り組みに挑戦しています。※現在認証に向けて準備中

3年生全員を全部で18の班で編成し、2班ずつ対戦型でカードゲームに取り組みつつ、ゲットした防災知識をワークシートに記入するという流れで行いました。また、ゲーム中に『緊急地震速報』の訓練映像を流し、速やかに安全行動をとるという訓練も併せて行いました。

授業には地域の方や保護者の方も参加し「トランプみたいで楽しく学べそう」、「小学校でも活用してみたい」といった声がありました。

(担当:宮﨑)