教材・事例紹介

【教材紹介】災害時のトイレアクションを学ぼう!

【サマリー】

災害時に重要な課題のひとつである「トイレ」。消火訓練や応急手当、家具転倒防止といった一般的な防災の話題に比べて、学ぶこと、考えることが少ないテーマでもあります。本教材は「日本トイレ研究所」様が高校生向けに作成したものを、許可を得て整理、公開しています。

【主な対象】

中学生~高校生

【所要時間】

45分~90分(指導内容によりアレンジ可能)


1 記事の構成

本記事は、特定非営利活動法人日本トイレ研究所様の教材提供とご協力により作成しました。日本トイレ研究所様、ご協力に改めて御礼申し上げます。
特定非営利活動法人日本トイレ研究所

 

2 災害時のトイレは、命にかかわります

日 本トイレ研究所様が作成した説明資料をご確認ください。なお、資料、教材は高校生を対象として作成されていますが、中学生を対象とした授業でも使用できる ことを確認しています。小学校での利用に際しては、一部の用語について補足説明をする、教材を参考に別途プリントを作成するなど、必要に応じて補助資料を 用いてください。

地震発生時の安全行動や、家具の転倒防止、初期消火や応急手当、非常持出品などのテーマに比べて、災害時のトイレのことは学ぶ機会も考える機会も決して多くはありません。災害時のトイレ問題は、命にかかわる重要なテーマです。ぜひ、児童生徒、関係者の皆さんと災害時のトイレについて、積極的に考える機会を設けていただければ幸いです。

 

【災害時のトイレ説明資料】
setsumei_saigaitoilet[PDF]
※PDFでダウンロード、開くことができます。

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3 教材「災害時のトイレアクションを学ぼう」

【ワークシート(A3版、両面印刷、カラー印刷推奨】
kyouzai_saigaitoilet[PDF]
※PDFでダウンロード、開くことができます。

 

【災害時のトイレ説明資料】※前述と同様です
setsumei_saigaitoilet[PDF]
※PDFでダウンロード、開くことができます。

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    (写真:ダンボールトイレ作りにチャレンジする中学生)

 

4 指導案と振り返り

(1)指導案、指導スライドと振り返りシート
【指導案】
shidouan_saigaitoilet[Excel]
※Microsoft Excelでダウンロード、開くことができます。

【指導用スライド】
slide_saigaitoilet[PDF]
※PDFでダウンロード、開くことができます。

【振り返りシート】
hurikaeri_ver3.0[Word]
※Wordでダウンロード、開くことができます。

 

(2)指導上のコツ、工夫
ワークシートの特徴は、災害時にさまざまな困難に直面することが想定される方々を代表的な事例として『具体的なアクション=行動』を考えることにあります。従って、指導の際は「グループで議論する」、「自分で考える」ことも重要ですが、必ず『例えどんなに小さなことでも、具体的な行動=アクションに結びつけよう!』と伝えることが重要です。
指導内容(今回はトイレ)に関連して、印象に残ったエピソードや、その時の自分の感情、考え、行動などを生徒に伝えてあげると、より理解しやすくなります。
また、下記で紹介する「災害用トイレガイド」には災害時のトイレ問題理解の参考となる情報が掲載されていますので、事前に確認してください。

 

5 参考URL

▶ 災害用トイレガイド http://www.toilet.or.jp/toilet-guide/
▶ 東日本大震災3.11のトイレ http://www.toilet.or.jp/toilet-guide/pdf/311.pdf

神奈川県海老名市の中学校で防災教育研修

神奈川県海老名市の中学校で、教職員約20名を対象とした防災教育研修を行いました。『学校・家庭・地域で取り組む防災教育』をテーマに、災害による教訓や防災教育の必要性、具体的なプログラムの紹介などを行いました。映像教材として『助け合う防災教育~学校・家庭・地域のつながりをつくる~』を使用しました。参加者からは「職員の意識付けの研修として良い機会になった」との感想をいただきました。

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【活動実績】山梨県都留市で教職員向けに避難所開設・運営研修

山梨県都留市で小中学校の教職員約70名を対象に『災害時における学校の役割~避難所運営ゲームの実践で学ぶ~』をテーマとした講義・演習を行いました。70分間という限られた時間でしたが、『避難所運営ゲーム(HUG)』を効果的に使用することで、参加した先生方からは「管理職や行政職員が不在の状況で、迅速に対応していくためには普段からの取り決めが重要だと感じた」といった声をいただきました。

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津波浸水想定区域の中学校で小中合同教員研修

津波浸水が想定される中学校で、近隣の小学校教職員を含めた研修会で「学校・家庭・地域で取り組む防災教育」をテーマに、約60名を対象に講義と、児童生徒を対象とした防災教育の模擬授業を行いました。参加者からは『災害が発生した後の対応について大いに参考になった』という声をいただきました。

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日本記者クラブで平田会長が会見を行いました。

6月29日、日本記者クラブ(東京都千代田区内幸町 2-2-1 日本プレスセンタービル)にて、「熊本の教訓と首都の備え」について、弊会、会長の平田(東京大学地震研究所教授)が会見を行いました。

会見の詳細は、こちらから 
http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2016/06/r00033521/

【レポート】防災ゲームDay2016を開催しました(6/26)

イベントレポート
「防災ゲームDay2016 そなエリア東京」

平成28年6月26日(日)、国営・都立東京臨海広域防災公園内防災体験学習施設「そなエリア東京」で、『防災ゲームDay2016 そなエリア東京』を開催しました。大学研究室、NPO法人、自治体、民間企業、消防署など様々な開発者による防災ゲームや教材を、直接体験できる機会として、大勢の方にご参加いただきました。

▶ 防災ゲームDAY2016そなエリア東京報告書[PDF]

 

1 イベント概要

イベント名 : 防災ゲームDay2016 そなエリア東京
日 時 : 2016年6月26日(日) 10:00~16:00
会 場 : 東京臨海広域防災公園そなエリア東京(アクセス:ゆりかめも「有明」駅徒歩2分)
内 容 : 防災ゲーム、教材、資料の展示及び体験講座
参加費 : 無料
参加申込 : 不要です。当日、会場にお越しください。
主 催 : 東京臨海広域防災公園管理センター、一般社団法人防災教育普及協会
後 援 : 日本赤十字社、一般社団法人日本損害保険協会、国土防災技術株式会社
参加者数 : 353名

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【お知らせ】リーフレットを更新しました

最新版のリーフレットは、下記をクリックすることでPDFファイルでダウンロードできます。

▶ 一般社団法人防災教育普及協会リーフレット2016

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