教材・事例紹介

公開資料『防災学習プログラム開発の基礎知識』

 

2017年2月26日(日)、中越防災安全推進機構 が主催する『防災教育コーディネーター養成塾』第2回が開催され、弊会の宮﨑事務局長が講義を行いました。『防災教育プログラム開発の基礎知識』をテーマとして、具体的な教材やプログラム開発上の注意点や、防災教育コーディネーターとしての心構えなどについて紹介しました。

午後からは中越防災安全推進機構スタッフの方による学習プログラムづくりのワークショップが行われました。宮﨑事務局長もワークショップに参加し「小学校6年生を対象とした防災学習プログラムづくり」に挑戦しました。

講義スライド及び講義録追補版、宮﨑事務局長による防災学習プログラムづくりのメモ・提案書、発表資料(講義スライド55ページ以降にあります。防災教育コーディネーターの視点から見た要点なども記載しています)はSlideShareで閲覧・ダウンロードすることができます。

  

【資料のPDFダウンロード】

  

「まちのBOSAIマスター」を
用いたアイスブレイク
「防災教育プログラムづくりワークショップ」
のようす

  

【締切】2017年度防災教育チャレンジプラン募集

※2017年度募集は締め切りとなりました。

2017年度 防災教育チャレンジプラン募集要項

1.募集の概要

防災教育チャレンジプランでは、全国で取り組まれつつある防災教育の場の拡大や質の向上に役立つ共通の資産をつくることを目的に、新しいチャレンジをサポートいたします。そのプランの準備・実践に当たって発生する経費を支援し、実現に向けて防災教育チャレンジプランアドバイザーが伺うなどして相談などの支援を行います。
 応募の中から選ばれたプランは、活動計画について前年度の活動報告会(最終報告会)で発表、さらに1年間実践した結果を、交流フォーラム(中間報告会)と活動報告会(最終報告会)で成果を発表していただきます。活動報告会(最終報告会)においては、優秀な実践活動に対して防災教育大賞、防災教育優秀賞、防災教育特別賞を授与いたします。
 また、皆さんのチャレンジプランの成果はホームページなどで広く公開いたします。

 

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地域における防災教育の実践の手引き紹介(2016)

はじめに

本記事は災害救援ボランティア推進委員会が主催する『災害救援ボランティア上級講座』で実施した講義のテキストを編集したものです。同会及び防災教育普及協会のホームページ、「先生のための教育辞典EDUPEDIA」にも同様の記事を掲載しています(下記リンク先に掲載されている内容は2015年当時のものですが、順次更新していきます)。

本記事内容及び関連講義のスライドを「SlideShare」で公開しています。スライド画像、もしくはテキストリンクをクリックすることでダウンロードできます。

 

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【教材紹介】災害時のトイレアクションを学ぼう!

【サマリー】

災害時に重要な課題のひとつである「トイレ」。消火訓練や応急手当、家具転倒防止といった一般的な防災の話題に比べて、学ぶこと、考えることが少ないテーマでもあります。本教材は「日本トイレ研究所」様が高校生向けに作成したものを、許可を得て整理、公開しています。

【主な対象】

中学生~高校生

【所要時間】

45分~90分(指導内容によりアレンジ可能)


1 記事の構成

本記事は、特定非営利活動法人日本トイレ研究所様の教材提供とご協力により作成しました。日本トイレ研究所様、ご協力に改めて御礼申し上げます。
特定非営利活動法人日本トイレ研究所

 

2 災害時のトイレは、命にかかわります

日 本トイレ研究所様が作成した説明資料をご確認ください。なお、資料、教材は高校生を対象として作成されていますが、中学生を対象とした授業でも使用できる ことを確認しています。小学校での利用に際しては、一部の用語について補足説明をする、教材を参考に別途プリントを作成するなど、必要に応じて補助資料を 用いてください。

地震発生時の安全行動や、家具の転倒防止、初期消火や応急手当、非常持出品などのテーマに比べて、災害時のトイレのことは学ぶ機会も考える機会も決して多くはありません。災害時のトイレ問題は、命にかかわる重要なテーマです。ぜひ、児童生徒、関係者の皆さんと災害時のトイレについて、積極的に考える機会を設けていただければ幸いです。

 

【災害時のトイレ説明資料】
setsumei_saigaitoilet[PDF]
※PDFでダウンロード、開くことができます。

toilet01

 

 

3 教材「災害時のトイレアクションを学ぼう」

【ワークシート(A3版、両面印刷、カラー印刷推奨】
kyouzai_saigaitoilet[PDF]
※PDFでダウンロード、開くことができます。

 

【災害時のトイレ説明資料】※前述と同様です
setsumei_saigaitoilet[PDF]
※PDFでダウンロード、開くことができます。

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    (写真:ダンボールトイレ作りにチャレンジする中学生)

 

4 指導案と振り返り

(1)指導案、指導スライドと振り返りシート
【指導案】
shidouan_saigaitoilet[Excel]
※Microsoft Excelでダウンロード、開くことができます。

【指導用スライド】
slide_saigaitoilet[PDF]
※PDFでダウンロード、開くことができます。

【振り返りシート】
hurikaeri_ver3.0[Word]
※Wordでダウンロード、開くことができます。

 

(2)指導上のコツ、工夫
ワークシートの特徴は、災害時にさまざまな困難に直面することが想定される方々を代表的な事例として『具体的なアクション=行動』を考えることにあります。従って、指導の際は「グループで議論する」、「自分で考える」ことも重要ですが、必ず『例えどんなに小さなことでも、具体的な行動=アクションに結びつけよう!』と伝えることが重要です。
指導内容(今回はトイレ)に関連して、印象に残ったエピソードや、その時の自分の感情、考え、行動などを生徒に伝えてあげると、より理解しやすくなります。
また、下記で紹介する「災害用トイレガイド」には災害時のトイレ問題理解の参考となる情報が掲載されていますので、事前に確認してください。

 

5 参考URL

▶ 災害用トイレガイド http://www.toilet.or.jp/toilet-guide/
▶ 東日本大震災3.11のトイレ http://www.toilet.or.jp/toilet-guide/pdf/311.pdf

【レポート】防災ゲームDay2016を開催しました(6/26)

イベントレポート
「防災ゲームDay2016 そなエリア東京」

平成28年6月26日(日)、国営・都立東京臨海広域防災公園内防災体験学習施設「そなエリア東京」で、『防災ゲームDay2016 そなエリア東京』を開催しました。大学研究室、NPO法人、自治体、民間企業、消防署など様々な開発者による防災ゲームや教材を、直接体験できる機会として、大勢の方にご参加いただきました。

▶ 防災ゲームDAY2016そなエリア東京報告書[PDF]

 

1 イベント概要

イベント名 : 防災ゲームDay2016 そなエリア東京
日 時 : 2016年6月26日(日) 10:00~16:00
会 場 : 東京臨海広域防災公園そなエリア東京(アクセス:ゆりかめも「有明」駅徒歩2分)
内 容 : 防災ゲーム、教材、資料の展示及び体験講座
参加費 : 無料
参加申込 : 不要です。当日、会場にお越しください。
主 催 : 東京臨海広域防災公園管理センター、一般社団法人防災教育普及協会
後 援 : 日本赤十字社、一般社団法人日本損害保険協会、国土防災技術株式会社
参加者数 : 353名

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【事例紹介】平成27年度1.17防災未来賞「ぼうさい甲子園表彰式・発表会」(1/10,兵庫県)

2016年1月10日(日)に、兵庫県公館で「ぼうさい甲子園」表彰式・発表会を開催されます。優れた実践事例を知る良い機会ですのでぜひご参加ください。

詳細及びお申し込みは下記のホームページ(NPO法人さくらネット、1.17防災未来賞「ぼうさい甲子園」)からご確認ください。
▶ http://npo-sakura.net/bousai-koushien/

 

以下、「NPO法人さくらネット」ホームページからの転載です。

【平成27年度1.17防災未来賞「ぼうさい甲子園」受賞校】

◆グランプリ
*半田市立亀崎小学校 (愛知県)
 
◆ぼうさい大賞
*徳島市津田中学校 (徳島県)
*女川1000年後の命を守る会 (宮城県)
*静岡大学教育学部 藤井基貴研究室 (静岡県)
 
◆優秀賞
*埼玉県立日高特別支援学校 (埼玉県)
*能登町立小木中学校 (石川県)
*宮城県多賀城高等学校 (宮城県)
*慶應義塾大学SFC 防災社会デザイン研究会 (神奈川県)
 
◆奨励賞
*阿南市立津乃峰小学校 (徳島県)
*田辺市立新庄中学校 (和歌山県)
*岐阜県立大垣桜高等学校家庭クラブ (岐阜県)
*高知県立須崎高等学校 (高知県)
*イケあい地域災害 学生ボランティアセンター (高知県)
 
◆はばタン賞 / 阪神・淡路大震災以降に被災した地域にエールを送るため、これら地域を対象に被災の経験と教訓から生まれた優れた活動に対し授与
*気仙沼市立気仙沼小学校 (宮城県)
*亘理町立荒浜中学校 (宮城県)
*福島県立磐城桜が丘高等学校 家庭クラブ (福島県)
*灘地域活動センター(N.A.C.) (兵庫県)
 
◆だいじょうぶ賞 / 防犯や街の身近な安全、安心・安全なまちづくりを目指す優れた活動に対し授与
*大分県立中津支援学校 (大分県)
*千葉県立東金特別支援学校 (千葉県)
*香川県立盲学校 (香川県)
 
◆津波ぼうさい賞 / 津波避難訓練や津波対策に対する優れた取組に対し授与
*西尾市立白浜小学校 (愛知県)
*高知市立愛宕中学校 (高知県)
*三重県立南伊勢高等学校 南勢校舎 (三重県)
 
◆教科アイデア賞 / 教科教育において取り組まれた優れた防災教育活動に対し授与
*関西大学社会安全学部 近藤研究室 「チームSKH」 (大阪府)
 
◆フロンティア賞 / 過去に応募がなかった地域・分野での先導的な取組及び初応募の優れた取組に対し授与
*美波町立由岐小学校 (徳島県)
*大町市立美麻小中学校 (長野県)
*兵庫県立加古川東高等学校 地学部 真砂土班 (兵庫県)
 
◆継続こそ力賞 / 過去数年に渡り継続的に実施された優れた取組に対し授与
*水の自遊人しんすいせんたいアカザ隊 (山口県)
*印南町立印南中学校3年生 総合的な学習 津波研究班 (和歌山県)

【事例紹介】中学校2学年地理的分野『自然災害と防災』公開授業(北海道)

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1 概要

ご担当:札幌市立八軒東中学校 東海林 裕子 様
連絡先:TEL.011-643-5050
実施日:2015年6月26日 13:40~14:30
内 容:中学校2学年地理的分野『自然災害と防災』


本記事は下記のフォーマットに従い、ご担当の先生からご提供いただきました。
★皆さまの防災教育実践事例をお寄せください★

事例紹介フォーマット(MicrosoftWord2013)

 

2 準備の段階

実施(依頼の経緯)
 札幌市教育センター専門研修の講師として、授業を依頼されました。主に中堅教員を対象とした教科教育研修コースは、授業の主張を明確に魅力ある授業づくりが主題です。10年研修の教員が参観のほとんどでした。

 

3 実践の段階

実施した内容
2学年地理的分野『自然災害と防災』
 現行の指導計画では、1時間扱いで考えていましたが、今回はあえて自然災害の概要1時間、防災に関する学習1時間と分割構成しました。「こんな時、あなたならどうする?」という問いかけのもと、在宅中に地震に見舞われ、単独で自宅を離れる場合を想定し、非常持ち出し袋に入れるものを個別で考えさせるのが最初の活動、その案を持ち寄って班で決定案を検討するのが第二段階目の活動です。
 とっさに考えたものがはたして適切かどうか、他者の意見を聞き入れることを目的としています。個別、集団の学習活動を通し、最終的に持ち出すものとして必要だと感じたものをまとめました。「自助」を中心に展開した授業です。

授業中や事後の生徒の反応
 非常持ち出し袋を持参し、自宅を離れる時間を3分と設定し、その時間内に個別で考える学習では臨場感がありました。その成果が目で見えるように付箋に書かせ、机上に貼り付けたことも、自らの成果を目で確かめることができ、効果的でした。自分たちが考えもしなかったものを持ち出そうとしている発表内容、「これは避難所で配られるだろう」と予想した意見。自助に留まらず、「公助」の説明までつなぐことのできた発表会でした。

 

4 継続の段階

課題に感じたこと
 第一の目標であった「自分の身は自分で守る」という理念は定着し、「自助」が成立して初めて「共助」につながることも認識することができていました。実践した日は「持ち出すものをまとめておこうと思う」という感想が多かったのですが、一週間後ワークシートを改めて記入させた結果、やや意見に変化が見られました。
 やろうという意欲を継続させるはたらきかけが重要だと感じました。

ワークシート:アンケート部分回答数 32名(2年2組 6月26日公開授業実践学級)
● 非常持ち出し袋を用意しようと思いましたか。
    はい 29名   いいえ  3名 
● 家族と防災について話してみようと思いますか。
    思う 20名   思わない 7名   どちらともいえない 5名

他の学級でも同実践を行い、回答もほぼ同数でした。その場限りの盛り上がりにならず、常に防災の意識を持たせることの大切さと難しさを痛感しました。

これからの期待や展望
 外部の研修会にも積極的に参加し、札幌市の防災、地域防災に目を向けていきたいです。避難訓練の方法なども今回の授業同様、想定場面に応じた防災に取り組めるようなプログラムを教職員が学ぶ機会が設けられればと思います。